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【中国タッチパネル戦略(2)合力泰】カバーガラス一体型で攻勢

日経テクノロジーOnlineより。
【中国タッチパネル戦略(2)合力泰】カバーガラス一体型で攻勢

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http://www.holitech.net/

中国タッチパネルメーカーへのインタビュー記事第二弾は
Jiangxi Holitech Technology社(江西合力泰科技有限公司)になります。
インタビュー者は同社Director, Vice President, Secretary of the Board
(董事 副総裁 董事会秘書)のPaul Jin(金波)氏です。
前回と同様抜粋してご紹介します。詳細は元記事を参照ください。


■2013年の成果
・カバーガラス一体型タッチセンサー(OGS:OneGlassSolution)製品化
 OGS方式のタッチパネルとTFT液晶モジュールを貼り付けて一体化したものを製品化し、出荷したとの事。

・3次元(3D)ディスプレイ用眼鏡向けパネルの売り上げが前年(2012年)の約3倍増
 月産100万セットから2013年は月産300万セットに増加。
 2014年は、モバイル機器の裸眼3Dディスプレイ向けの技術を開発し、量産化する計画との事。

・日本メーカーとの間で、ウェアラブル機器向け曲面ディスプレイ供給に向けた話し合いを進められた事
 日本の大手電機メーカーのOEM工場にタッチパネルモジュールを供給している実績を持っているそうです。
 →この話は気になりますね。どこのメーカーでしょうか…?

■2014年事業目標
①OGS方式タッチパネルとTFT液晶モジュールの貼合製品出荷量を、4000万枚まで増加
②液晶パネルのカラーフィルター基板にタッチセンサーを形成する、オンセル方式のタッチパネル製品化
→やはりオンセル方式は中国メーカーも積極的に取り組んでいるようです。

■中長期的なタッチパネル技術開発への取り組み
センサー電極材料にITOではなくグラフェンを使って、フレキシブルな曲がるタッチパネルを開発したいとの事。
銀(Ag)ナノ材料を使う選択肢もあるが、機械的強度の点でグラフェンの方が優れているとみているそうです。

■大型タッチパネル市場について
市場性はあるかもしれないが、今のところコストが合わないとの考え。
コストに見合う新技術が開発されたら、発展するかもしれないとの事。
一方で「Windows 8」の認証を2013年10~12月に4機種受けており、Microsoft社が認証を与えている
タッチパネルメーカーは12社中の1社との事。
台湾メーカーと協業し、パソコン用タッチパネル事業に取り組んで行く予定で、
昨年台湾に事務所を設立し、8名の台湾の現地社員を採用したそうです。

■上場に向けた取り組みとその目的
進捗状況:2014年の8~9月に、化学材料を製造する上場企業を買収することによって、
     株式市場から資金調達できる体制にする計画。
     中国ではこの2年間に景気減速によって、新規上場が認められにくくなったことで
     別の上場企業を買収する、借売上市という方法を選択。
目的:資金力の確保。
   年間売り上げが5000万人民元以下の中小のタッチパネルメーカーは、
   大手企業の顧客を獲得することが困難で、受注の季節変動が大きく事業が不安定のため
   中小のタッチパネルメーカーの一部は、売却によって大企業の傘下に入る道を選択しているそうです。
   一方、大規模なタッチパネルメーカーも中小とは異なり、米Apple社や韓国Samsung Electronics社
   といった大手企業から受注を獲得できるが、回収に半年以上かかるため、資金繰りが苦しく、
   また研究開発に投資しないと、顧客からの新しい要求に応えられず、競争に負けてしまうという状況で
   こうした背景から、中国のタッチパネル業界では昨年、上場や買収・合併が急速に進んだとの事。

■事業構造とタッチパネル以外の取り組み

・静電容量式と抵抗膜式のタッチパネル
・TNおよびSTNの白黒液晶パネル/モジュールの製造
・TFT液晶モジュールの組み立て、TFT液晶パネルとタッチパネルの貼り合わせ
・その他フレキシブルプリント基板、カバーガラスの後工程、バックライト組み立て

○白黒液晶にて曲げられるフレキシブルディスプレーを製造
 銀行カードなどに金額表示部を付けた「スマートカード」の用途を想定して開発し、
 現在は腕時計やスキー用眼鏡にも使用されているとの事

○TFT液晶パネルとタッチパネルの貼り合わせを主力事業にしているのは、タッチパネルだけに頼らず、
 より付加価値の高いTFT液晶パネルを取り込むためとの事。
 貼り合わせ後の製品のコスト比率は、タッチパネル3割に対して、TFT液晶7割で
 特に中国国内では「あとは基板と電源を付けるだけでスマートフォンになる」というものが
 望まれているとの事。

 TFT液晶パネルは、主に中国と台湾から調達しており、比率はほぼ半々。
 中国製のTFT液晶パネルはBOE Technology Group社から最も多く調達。
 Nanjing China Electronics Panda Group社やChina Star Optoelectronics Technology社も調達先。
 台湾製のTFT液晶パネルは、HannStar Display社から多く調達しているとの事。

タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−
(2012/10/26)
西野 利晴、西川 武士 他

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  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

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