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産総研、PID劣化のないCIGS太陽電池開発

日刊工業新聞より。
産総研、PID劣化のないCIGS太陽電池開発

産業技術総合研究所太陽光発電工学研究センターの増田淳
太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体長らは、
PIDと呼ばれる劣化現象が起きないCIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレン)
太陽電池モジュールを開発したと発表しています。

モジュールを保護する封止材に、金属イオンと高分子の合成樹脂である
アイオノマーを用いたところ、PIDによる出力低下が起きないのを確認しており、
太陽光発電システムの信頼性向上につながる技術と期待されます。

AIST_PID_dicrease_PVmojule_image1.png
図1 標準型モジュール(左)と対策モジュール(右)

AIST_PID_dicrease_PVmojule_image2.png
図2 PID試験による各種太陽電池モジュールの出力相対値の変化

AIST_PID_dicrease_PVmojule_image3.png
図3 CIGS標準型モジュールと対策モジュールのPID試験前後の出力相対値の変化

PIDは、特定条件下で太陽電池モジュールに高電圧がかかり、使用後数カ月でも出力が大幅に低下する現象で
メガソーラーで起きやすく、これまでPIDの原因は太陽電池の表面を覆うカバーガラスから
ナトリウムイオンが拡散することだと判明しています。
研究グループでは次世代太陽電池である化合物系のCIGS太陽電池でも
同じ現象が起きるのを確認ているとの事です。

■PID (Potential-induced degradation)
特定の条件下において、太陽電池モジュールに高電圧がかかり、出力が大幅に低下する現象。
モジュールやシステムの構成部材の種類、高温、高湿(水)、システム電圧などの条件が
影響していると考えられている。

AISTニュースリリース
PIDによる劣化が起こらないCIGS太陽電池モジュールを開発


産業技術総合研究所太陽光発電工学研究センターの増田淳太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体長らは、PIDと呼ばれる劣化現象が起きないCIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレン)太陽電池モジュールを開発した。モジュールを保護する封止材に、金属イオンと高分子の合成樹脂であるアイオノマーを用いたところ、PIDによる出力低下が起きないのを確認した。太陽光発電システムの信頼性向上につながる技術と期待される。PIDは、特定条件下で太陽電池モジュールに高電圧がかかり、使用後数カ月でも出力が大幅に低下する現象。メガソーラーで起きやすい。これまで、PIDの原因は太陽電池の表面を覆うカバーガラスからナトリウムイオンが拡散することだと判明している。
 研究グループでは次世代太陽電池である化合物系のCIGS太陽電池でも同じ現象が起きるのを確認した。



太陽電池の基礎と応用 シリコンから有機・量子ナノまで太陽電池の基礎と応用 シリコンから有機・量子ナノまで
(2010/07/30)
山口 真史、Martin A. Green 他

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