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【中国タッチパネル戦略(1)欧菲光】世界トップクラスのシェアへ急成長

日経テクノロジーonlineより。
【中国タッチパネル戦略(1)欧菲光】世界トップクラスのシェアへ急成長

O-film logo2

日経テクノロジーonlineにてO-film(欧菲光)へのインタビュー記事が掲載されていました。
近年一気にシェアを伸ばしており注目されているO-Filmですが、同社の情報はなかなか公開されておらず
貴重なインタビュー記事だと思います。
インタビュー者は中国Shenzhen O-film Tech.社(深セン欧菲光科技有限公司)
Senior Vice President(高級副総裁) Ken Tsai(蔡高校)氏です。

記事内容を抜粋の形でご紹介。詳細は元記事を参照いただければと思います。

■売上高
2013年の売上高は90億人民元で出荷数量は1億枚に達したとの事。
内訳はスマートフォンとタブレット端末用のタッチパネルがほとんどだそうです。

■生産量
季節的なサイクルがあるとの事ですが500万枚~1000万枚/月との事。
ピーク時には1500万枚以上で2014第1四半期は2000万枚/月のペースで推移。

■開発中の新技術
Agナノ粒子を電極に用いたメタルメッシュ方式のタッチパネルに注力しているようです。
配線は印刷法によって製造しているとの事。
化学強化処理したカバーガラスに直接、ナノ銀粒子による2層の電極を印刷しているそうです。
2層という所が気になりますね。密着層でしょうか?

特徴として配線幅が1.5μm以下と細いことを挙げています。
現状この線幅で量産技術を持つのは自社だけだと述べていますが、確かに驚異の数字です。
これまで発表されているメタルメッシュ品では線幅3μmが最も細いものだと思いますが
その半分以下をフォトリソグラフィーではなく印刷方式で達成しているということになります。

ブレークスルーの要因は電極の原材料、印刷装置、金型との事。
特に重要なのは、原料と金型で自社で開発し、製造しているとの事です。

印刷装置は日本から輸入しているとのことですが、注文生産によるO-film社専用の装置だそうです。
印刷装置以外の製造装置の多くも日本から輸入しているそうですが、同様に注文生産による専用装置との事。

またシート抵抗値は30Ω/□以下だそうです。

■注目市場
今後の有望市場として車載製品に注目しているとの事。
現在の車載ディスプレーはフラット(平面)ですが、ダッシュボードに自然に溶け込むような
曲面対応のタッチパネルを開発しており、普及の条件として曲げられるフレキシブル液晶ディスプレーの
実用化があるため、フレキシブル液晶ディスプレーの開発動向を注視しているそうです。

■大型化への取り組み
大型品の需要はまだ少ないとみている模様。
既に2013年下期からパソコン用タッチパネルの生産を始めてはいるようですが
出荷数量の伸びはまだ低いのが現状との事です。

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タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−タッチパネル−技術開発・市場・アプリケーションの動向−
(2012/10/26)
西野 利晴、西川 武士 他

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