味の素、光取り出しフィルムなど有機EL用周辺材料に参入

日刊工業新聞より。
味の素、光取り出しフィルムなど有機EL用周辺材料に参入

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味の素は光取り出しフィルムや水蒸気バリアー材など有機EL用周辺材料に参入すると報じられています。

グループ会社の味の素ファインテクノが開発した外部光取り出しフィルムは、
パネルに装着することで視野角による色の変化も抑える事が出来るとの事。
展示会ではこのフィルムを用いた有機EL照明デバイス(イー・エル・テクノ製)を大量に展示しており、
すでに量産レベルで採用されることが決まっているようです。
詳細は明らかではありませんが、屈折率1.5~1.8の透明有機材料をフィルム化したもので、
とくに輝度や色度の角度依存性が少なくなるというもの。
内部光取り出し材料は電極と基板に挟むことで屈折率の差を調整して層間の光の反射を抑制、
熱硬化フィルムや接着剤、インクとして提供するそうです。
それぞれで光取り出し効率が理論上1.5~2倍改善するとの事です。

水蒸気バリアー材はバリアーフィルムと電極の間に充填する部材で、
ガラス封止よりも厚みが半減するとしています。
また熱硬化処理が不要な粘着フィルムと液状封止材も開発しています。
有機デバイス上にラミネートした後、110℃×30分で熱処理すると高い密着性が得られるものだそうですが
水蒸気透過性は20~30g/m2/24hとさほど低くなく、どちらかというと接着層として
用いることを主眼としているようです。

これら材料は生産コスト低減につながるほか、曲げられるパネルやウエアラブル端末といった
次世代デバイス市場も視野に入れており、2020年度に75億円の売り上げを目指すとの事です。

上記は2013年5月の決算説明会にて言及されています。

ajinomoto_2013_press_film_for_oled_image.png

http://www.ajinomoto.com/jp/ir/pdf/1H-FY13_president_J.pdf

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味の素ファインテクノ株式会社
ajinomoto_finetechno_logo_image.png
http://www.aft-website.com/


味の素は光取り出しフィルムや水蒸気バリアー材など有機EL用周辺材料に参入する。味の素の材料はプリンタブルエレクトロニクスに対応可能。生産コスト低減につながるほか、曲げられるパネルやウエアラブル端末といった次世代デバイス市場も視野に入れる。2020年度に75億円の売り上げを目指す。
 グループ会社の味の素ファインテクノ(川崎市川崎区)が開発した。外部光取り出しフィルムはパネルに装着することで視野角による色の変化も抑える。内部光取り出し材料は電極と基板に挟むことで屈折率の差を調整して層間の光の反射を抑制。熱硬化フィルムや接着剤、インクとして提供する。それぞれで光取り出し効率が理論上1・5―2倍改善するという。
 水蒸気バリアー材はバリアーフィルムと電極の間に充填する部材で、ガラス封止よりも厚みが半減する。熱硬化処理が不要な粘着フィルムと液状封止材も開発した。



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(2013/03/01)
城戸 淳二

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