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KRI、樹脂・シリカ材でディスプレー汚れ防止する薄膜を開発

日刊工業新聞より。
KRI、樹脂・シリカ材でディスプレー汚れ防止する薄膜を開発

KRI_PSQ_surface_AFM_image.png
薄膜のナノレベルの表面パターン

KRIは、スマートフォンなどのディスプレーの水汚れや油汚れを、人体や環境に有害な有機フッ素化合物を
使わずに防ぐ薄膜を開発した発表しています。
エポキシやウレタンなどの樹脂とシリカの混合液を基材に塗り、熱加工して膜を作成。
最適な加熱の温度や時間を割り出し、水と油をはじく特性の領域が数十nmの大きさで
均一に表面に生じる膜成形を可能としており、汎用設備で製造できるとの事です。
特に油滴(n-ヘキサデカン)の転がり始める角度が3°と非常に小さく、汚れ防止に期待が持てるそうです。

KRI_PSQ_material_image.jpg
ポリシルセスキオキサン(PSQ)材料(図1)

有機物と無機物の両方の特性を併せもつシリカ系材料(ポリシルセスキオキサン(PSQ)材料(図1))を
用いることで、樹脂や金属など多様な対象に容易に付着する事ができ、このことにより既存品のように
プライマーを使用することなくワンコートで塗布することが可能でコストダウンを図ることができるそうです。
また耐熱性が高いほか、表面が摩耗しても同じパターンが繰り返し現れ、長持ちすることも特徴。
KRIの薄膜は滑りやすい特性も備えるため、サンプル供給先の機械関連メーカーでは、
機械の構造物がスライドする接触面でも試験しているとの事。
材料コストも1Kg当たり数千円と低価格なのも特徴のようです。

KRIプレスリリース
ナノテクを利用した環境にやさしく汚れにくいディスプレイ材料
―フッ素フリー撥水撥油材料のデバイス応用―


株式会社KRI
KRI logo
http://www.kri-inc.jp/

当ブログ関連記事
KRI、タッチパネル用の低コストな曲がる導電膜を開発


KRI(京都市下京区、住友宏社長、075・322・6832)は、スマートフォンなどのディスプレーの水汚れや油汚れを、人体や環境に有害な有機フッ素化合物を使わずに防ぐ薄膜を開発した。一般の樹脂とシリカ系材料で容易に製造でき、数十ナノメートルレベルの表面領域で水滴と油滴の付着を防ぐ。材料コストも1キログラム当たり数千円と低価格。
 エポキシやウレタンなどの樹脂とシリカの混合液を基材に塗り、熱加工して膜をつくる。最適な加熱の温度や時間を割り出し、水と油をはじく特性の領域が数十ナノメートルの大きさで均一に表面に生じる膜成形を可能とした。汎用設備で製造できる。
 有機物と無機物の特性を併せ持つ材質を使うため、樹脂や金属など多様な対象に容易に付着する。耐熱性が高いほか、表面が摩耗しても同じパターンが繰り返し現れ、長持ちする。KRIの薄膜は滑りやすい特性も備えるため、サンプル供給先の機械関連メーカーでは、機械の構造物がスライドする接触面でも試験している。



はじめての表面処理技術 (現場の即戦力)はじめての表面処理技術 (現場の即戦力)
(2012/04/12)
仁平 宣弘、三尾 淳 他

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