GoogleのMotorola売却について : deep 2 black

GoogleのMotorola売却について

GoogleのLenovoへのMotorola売却に関してのここ数日の報道をまとめています。

リンゲルブルーメン：
Google、傘下のMotorolaをLenovoに約29億ドルで売却へ

Googleは1月29日に傘下のMotorola MobilityをLenovoに約29.1億1ドルで売却することで
合意したと発表しています。
売却後もGoogleはMotorolaの特許ポートフォリオの大部分を保有し、
LenovoはGoogleから特許使用のライセンスを受けます。
LenovoはMotorolaのブランドに加えて、製品、2000件以上の特許を取得することになるとの事。
買収からわずか2年足らずの売却ということで、特許獲得が狙いだったようだと推測されています。

売却先のLenovoはMotorolaブランドを維持し、Lenovoブランドと棲み分けしながら
商品戦略を進めていく模様です。

リンゲルブルーメン：
レノボCEO「我々の使命はAppleとサムスンを追い抜くこと」Motorolaブランドは維持

Lenovo CEO「Yanging Yang氏」のインタビュー記事にて
ブランド戦略については「未決定だが”Motorola by Lenovo”という風になるかもしれない」
「Lenovoは新興市場を、Motorolaは欧米市場を担当する」と報じられています。

リンゲルブルーメン：
Lenovo CEO「Motorola買収を活かす効果的な計画はまだない」

元々Motorola Mobilityは慢性的な赤字が続いており、
Googleの子会社時代もGoogleの収益の足を引っ張っていたそうですが、
一方でLenovoのCEOは「Motorola買収を活かす効果的な計画はまだない」とも述べています。
ただし事業を好転し拡大させる自信は持っており「Motorolaはお金を稼ぐことができる」とも
述べいていたとの事。
LenovoとしてはMotorolaブランドをテコに欧州・北米市場でのシェアを
伸ばしていく構えだと思われます。

14/02/07追記
日刊工業新聞：米グーグル、モトローラ売却－中国レノボに３０００億円