三菱化、ゆがみ少ない透明樹脂を開発-植物由来、車パネルに拡販

日刊工業新聞より。
三菱化、ゆがみ少ない透明樹脂を開発-植物由来、車パネルに拡販

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◎光の歪みの比較。
DURABIO」(左)は光がほとんど歪まないため、模様がほとんど表れない。右は一般的なポリカーボネート。

三菱化学は植物由来のイソソルバイドを原料とした高機能透明樹脂「デュラビオ」で
光学特性や耐熱性、耐湿性が優れた新グレードを開発したと発表しています。
自動車に搭載するタッチパネル向けに拡販するとの事。

自動車用タッチパネルはガラスでなく、衝撃に強い透明樹脂のポリカーボネート(PC)が用いられてますが、
PCは透過する光がゆがんでしまい、パネル表示が見にくという問題がありました。
 デュラビオ原料のイソソルバイドはPC原料のビスフェノールAに比べて分子が小さいため、
PC並みの透明度を維持しながら光がほとんどゆがまないそうです。

既にデュラビオはスズキの新型軽乗用車「ハスラー」に採用されているそうで、
黒崎事業所(福岡県北九州市)の年産能力5000tのプラントで、2012年秋からデュラビオを生産していますが、
用途開拓を積極的に進めるとともに、2015年度までに年産能力を1万6000tに増強する予定との事です。

三菱化学ニュースリリース
植物由来高機能バイオエンプラ 「DURABIO® (デュラビオ®)」 における
自動車搭載タッチパネル用の新グレード開発について


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三菱化学、車載用のタッチパネル向けにバイオエンプラの新グレードを開発


 三菱化学は20日、植物由来のイソソルバイドを原料とした高機能透明樹脂「デュラビオ」で光学特性や耐熱性、耐湿性が優れた新グレードを開発したと発表した。自動車に搭載するタッチパネル向けに拡販する。自動車用タッチパネルはガラスでなく、衝撃に強い透明樹脂のポリカーボネート(PC)が用いられている。ただ、PCは透過する光がゆがんでしまい、パネル表示が見にくかった。
 デュラビオ原料のイソソルバイドはPC原料のビスフェノールAに比べて分子が小さいため、PC並みの透明度を維持しながら光がほとんどゆがまないという。デュラビオはスズキの新型軽乗用車「ハスラー」に採用されるなど拡販を進めており、15年度までに年産能力を現状比3・2倍の1万6000トンに増やす。



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