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GSIクレオス、炭素繊維の強度20%向上-カップ積層型CNT活用

日刊工業新聞より。
GSIクレオス、炭素繊維の強度20%向上-カップ積層型CNT活用

gsi-creos_cscnt_sem_image.jpg

GSIクレオスは炭素繊維樹脂含浸シートであるプリプレグに挟み込み、圧縮強度の性能を約20%高められる
樹脂フィルムの提案を始めているとの事です。
炭素網が底の空いたカップ形状をしたカップ積層型カーボンナノチューブCSCNT)「カルベール」を
マトリックス樹脂内に分散させたもので、これまで炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の課題とされていた
圧縮強度の性能向上が可能になるとの事。
引っ張り試験では、プリプレグ層間にCSCNTの樹脂フィルムを含まない試料は荷重側から裏面まで破壊し、
破断応力の約80%から層間剥離が始まりましたが、これに対し、同フィルムを含ませた試料は
破壊が始まっても裏面まで破壊に至らないなど、破断するまで層間剥離がほとんど生じなかったそうです。
同社の手掛けるカップ積層型カーボンナノチューブCSCNT)「カルベール」の応用例として
販促していくと思われます。

GSIクレオス
gsi-creos_logo_image.png

http://www.gsi.co.jp/

gsi-creos_cscnt_carbere_logo.jpg

カップ積層型カーボンナノチューブ(CSCNT)「カルベール」

余談ですが、同社はもともと繊維メーカーのグンゼと元を同じくしますが、
戦後の財閥解体でグンゼとは分かれたようです。現在でも両社は提携関係にあります。
同社はホビー向け塗料も手掛けており、
またPinky:st.と呼ばれる塗装済み完成品フィギュアシリーズのヒット商品もラインナップしています。


GSIクレオスは炭素繊維樹脂含浸シートであるプリプレグに挟み込み、圧縮強度の性能を約20%高められる樹脂フィルムの提案を始めた。炭素網が底の空いたカップ形状をしたカップ積層型カーボンナノチューブCSCNT)「カルベール」をマトリックス樹脂内に分散させたもので、これまで炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の課題とされていた圧縮強度の性能向上が可能になる。
 カルベールは金属微粒子を触媒として化学気相成長(CVD)法で合成されるカーボンナノチューブ。炭素網が底の空いたカップ形状で積層された中空構造で、分散性に優れ、表面処理などを容易に行うことが可能だ。曲げ強度や曲げ弾性率などにも優れている。
 併せて行った引っ張り試験では、プリプレグ層間にCSCNTの樹脂フィルムを含まない試料は荷重側から裏面まで破壊し、破断応力の約80%から層間はく離が始まった。これに対し、同フィルムを含ませた試料は破壊が始まっても裏面まで破壊に至らないなど、破断するまで層間はく離がほとんど生じなかったという。


フラーレンとナノチューブの科学フラーレンとナノチューブの科学
(2011/07/08)
篠原 久典、齋藤 弥八 他

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