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グラビア印刷の線幅は7μmへ、日台協業で実用化

Tech-onより。
グラビア印刷の線幅は7μmへ、日台協業で実用化

台湾の研究機関であり、日本の産業技術総合研究所に当たる
ITRI(Industrial Technology Research Institute、工研院)と大手印刷機メーカーの
小森コーポレーションが、タッチ・パネルの一部量産工程を、ロール・ツー・ロール(R2R)方式の
グラビア・オフセット印刷で代替する技術を開発したと報じられています。
台湾のタッチパネルメーカーが2014年に量産適用できるように技術移転する(ITRI)との事。
基板材料はPET、ガラス、PETとガラスのハイブリッド、ポリイミドなど幅広く、
「それぞれ十分に高い歩留まりを得た」(ITRI)とコメントしています。
現在のグラビアオフセットによる線幅はL/S=20/20μm程度ですが、
「量産ラインでグラビア・オフセット印刷機が7μm/7μmの配線を作製する日は近い」(ITRI)と
コメントしています。メタルメッシュの印刷も可能なようです。

小森コーポレーション
komori_Co_logo.gif
http://www.komori.co.jp/hp/


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 台湾の研究機関であり、日本の産業技術総合研究所に当たるITRI(Industrial Technology Research Institute、工研院)と大手印刷機メーカーの小森コーポレーションが、タッチ・パネルの一部量産工程を、ロール・ツー・ロール(R2R)方式のグラビア・オフセット印刷で代替する技術を開発した(図1)。「グラビア・オフセット印刷で代替するメドをつけた。
台湾のタッチ・パネル・メーカーが2014年に量産適用できるよう技術移転する」(ITRI)。
図1 グラビア・オフセット印刷機で引き出し線を作製したタッチ・パネルが実動する様子
図1 グラビア・オフセット印刷機で引き出し線を作製したタッチ・パネルが実動する様子

 ITRIと小森コーポレーションが適用を狙う量産工程は、タッチ・パネルの外周部に位置する引き出し線の作製である。線幅/線間隔(L/S:line and space)は、20μm/20μmとさほど狭くないにもかかわらず、現在はフォトリソグラフィ技術が用いられている。グラビア・オフセット印刷技術ならば、基板にレジストを付けたり剥がしたりする必要がない。同技術を適用したメーカーは、設備投資を抑えたり作製時間を短縮したりできる(図2)。

図2 グラビア・オフセット印刷が量産ラインをシンプルにする
図2 グラビア・オフセット印刷が量産ラインをシンプルにする

 ITRIと小森コーポレーションは、基板材料にPET、ガラス、PETとガラスのハイブリッド、ポリイミドを用いて「それぞれ十分に高い歩留まりを得た」(ITRI)。耐久性も決して低くないようだ。「ある顧客は、自動車の電装品に向けた部品の量産に当社の印刷機を適用している」(小森コーポレーション)。

 さらに両社は、指の検出回路を構成する配線(Ag系材料を用いたメタル・メッシュ)にグラビア・オフセット印刷技術を適用するノウハウを得るべく実験を繰り返している。L/Sは6μm/300μmである(図3)。「大きな技術課題は既にない。量産ラインでグラビア・オフセット印刷機が7μm/7μmの配線を作製する日は近い」(ITRI、図4)。


図3 グラビア・オフセット印刷機はタッチを検知する配線も作製できる
図3 グラビア・オフセット印刷機はタッチを検知する配線も作製できる

図4 7μm7μmの配線作製に向けた実験ライン
図4 7μm/7μmの配線作製に向けた実験ライン


 小森コーポレーションはこうした実験に向けてグラビア・オフセット印刷機をITRIに貸し出すと共に、技術者も派遣している。ITRIとの作業の中で得た知的財産権は、小森コーポレーションとITRIが共有する。その上で小森コーポレーションは、ITRIの協力を得ながらタッチ・パネル・メーカーだけでなく、世界的大手になった台湾のフレキシブル基板メーカーなどにも印刷機を販売していく。
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次世代プリンテッドエレクトロニクスへ: 印刷による付加型生産技術への転換次世代プリンテッドエレクトロニクスへ: 印刷による付加型生産技術への転換
(2013/01/15)
日本印刷学会技術委員会P&I研究会

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