大日印、銅メッシュで線幅3マイクロメートルのタッチパネル用電極フィルム

日刊工業新聞より。
大日印、銅メッシュで線幅3マイクロメートルのタッチパネル用電極フィルム

大日本印刷は、ノートパソコンなど薄型ディスプレーに対応した静電容量式タッチパネル用
電極フィルムを開発したと発表しています。

DNP タッチパネル用電極フィルム

線幅は3umとのことで現時点で国内では最も細いようです。シート抵抗値は0.3Ω/□以下。
視認性を向上させる(配線の反射を下げる)ためにニッケルや酸化銅で黒色化を行っているとの事。
虹ムラに対しては超複屈折ポリマー基材を用いて発生を抑えているそうです。
フィルムの表裏に±10μm以下の位置合わせ精度で電極を形成することができるため
薄型化も図れるとしています。

DNP 銅メッシュSEM
DNP 銅メッシュ フレキシブル性

大日本印刷は以前は電極材料に銀を用いていたと記憶していますが、
銀系の材料は均一なエッチングの制御(=パターニング性)に難がありますので、
銅系の材料に変更したのかもしれません。反射率も銀と銅では銅の方が比較的低いと思います。

最近の発表を見ると、銅系の材料はメッシュに、銀系の材料はナノワイヤー・粒子に用いられている
傾向があるように思えますね。

大日本印刷ニュースリリース:
ノートパソコンなどの薄型ディスプレーに対応した高性能な静電容量式タッチパネル用電極フィルムを開発

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
 大日本印刷は2日、ノートパソコンなど薄型ディスプレーに対応した静電容量式タッチパネル用電極フィルム(写真)を開発したと発表した。使用した銅メッシュの線幅は3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)と国内で最も細いほか、電極の側面もニッケルや酸化銅などで黒色で包むことで、メッシュ部の金属反射がしにくくなり、視認性が向上。シート抵抗値が1スクエア当たり0・3オーム以下と低いためタッチパネルの操作性がよく、早く動作できる。年内に量産に入り、2014年度の売上高50億円を目指す。
 電極フィルムの素材は、スマートフォンなど小型のタッチパネルで多用されている酸化インジウムスズ(ITO)のような硬い導電性材料と異なり、ペットフィルムがメーンで曲げて使え、フレキシブルディスプレーに応用できる。
画面が大型化すると目立つ虹ムラと呼ばれる多色のムラも超複屈折率ポリマー基材により発生を抑えた。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter