カネカ、青森に有機ELの実証設備 照明用パネル量産へ
SankeiBzより。
カネカ、青森に有機ELの実証設備 照明用パネル量産へ
化学メーカーのカネカは照明用の有機ELパネル量産に向け、実証設備を子会社の
OLED青森(青森県六ケ所村)の工場に導入したと発表しています。
蒸着装置は「面蒸着方式」を採用。既存設備と比べ、面内蒸着膜厚分布を5%から3%以内に抑えることと、
材料使用効率を約5%から20%強へ向上させることにより、有機材料の使用量を抑え、変動費を
従来の約40%に削減可能となったとの事です。
照明用途の有機ELであり、塗り分けの必要がないため大面積の蒸着の方が効率は良くなると思われます。
一方で面内均一性の確保が難しいところですが、どこの装置を採用したかが気になりますね。
有機EL製膜装置ではULVACやキャノントッキが大手ですが、日立造船なども面蒸着装置を取り扱っています。
ちなみにOLED青森は2010年に民事再生法手続きを申請した東北デバイスの事業を譲り受けて
設立された会社です。東北デバイスは当時青森県が掲げていた「クリスタルバレー構想」を受けて
設立された会社です。事業が根付いていくと良いのですが…。
カネカニュースリリース:有機ELパネル量産実証設備をOLED青森で増設
カネカ有機EL事業webページ:
http://www.kanekaoled.jp/index.php
関連記事
日本経済新聞:東北デバイス、カネカが再建支援 有機EL本格進出
Tech-on:カネカが照明向け有機EL事業を本格展開,東北デバイスから事業を譲り受け
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化学メーカーのカネカは12日、照明用の有機ELパネル量産に向け、実証設備を子会社のOLED青森(青森県六ケ所村)の工場に導入したと発表した。
電圧をかけると発光する有機材料の使用量を減らすことで、従来設備よりも安くパネルが作れる。有機ELは、照明用では発光ダイオード(LED)に続く次世代の電子材料で、薄くて熱を帯びにくいのが特長だが、高価なことが課題。
カネカは早期に量産技術を確立し、2015年度にはパネルの販売価格を現在の10分の1程度に下げて事業拡大を目指す。
実証設備は、ガラス基板上に付ける有機材料の膜の厚みがばらつくのを抑える「面蒸着方式」を採用した。
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カネカ、青森に有機ELの実証設備 照明用パネル量産へ
化学メーカーのカネカは照明用の有機ELパネル量産に向け、実証設備を子会社の
OLED青森(青森県六ケ所村)の工場に導入したと発表しています。
蒸着装置は「面蒸着方式」を採用。既存設備と比べ、面内蒸着膜厚分布を5%から3%以内に抑えることと、
材料使用効率を約5%から20%強へ向上させることにより、有機材料の使用量を抑え、変動費を
従来の約40%に削減可能となったとの事です。
照明用途の有機ELであり、塗り分けの必要がないため大面積の蒸着の方が効率は良くなると思われます。
一方で面内均一性の確保が難しいところですが、どこの装置を採用したかが気になりますね。
有機EL製膜装置ではULVACやキャノントッキが大手ですが、日立造船なども面蒸着装置を取り扱っています。
ちなみにOLED青森は2010年に民事再生法手続きを申請した東北デバイスの事業を譲り受けて
設立された会社です。東北デバイスは当時青森県が掲げていた「クリスタルバレー構想」を受けて
設立された会社です。事業が根付いていくと良いのですが…。
カネカニュースリリース:有機ELパネル量産実証設備をOLED青森で増設
カネカ有機EL事業webページ:
http://www.kanekaoled.jp/index.php
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化学メーカーのカネカは12日、照明用の有機ELパネル量産に向け、実証設備を子会社のOLED青森(青森県六ケ所村)の工場に導入したと発表した。
電圧をかけると発光する有機材料の使用量を減らすことで、従来設備よりも安くパネルが作れる。有機ELは、照明用では発光ダイオード(LED)に続く次世代の電子材料で、薄くて熱を帯びにくいのが特長だが、高価なことが課題。
カネカは早期に量産技術を確立し、2015年度にはパネルの販売価格を現在の10分の1程度に下げて事業拡大を目指す。
実証設備は、ガラス基板上に付ける有機材料の膜の厚みがばらつくのを抑える「面蒸着方式」を採用した。
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