【抜粋記事】アップル変心で苦境に 東芝危機で名前挙がる“救世主”が助ける企業、さらなるリストラか

産経ニュース
アップル変心で苦境に 東芝危機で名前挙がる“救世主”が助ける企業、さらなるリストラか

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ジャパンディスプレイの茂原工場=千葉県茂原市

官民ファンド「産業革新機構」が筆頭株主の企業が苦境にあえいでいる。液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)だ


再建計画の練り直しが急務となっており、外部資本の受け入れやリストラなど抜本策が迫られる




同期の連結最終損益は316億円の赤字となり、3期連続の最終赤字に沈んだ。2月の会見では「最終黒字に転換したい」と意気込んだが、新型液晶パネルの生産で不良品を出さない歩留まり改善が遅れたほか、スマホにおける有機ELの台頭を踏まえ、将来に一定の黒字を確保することを前提にしている繰延税金資産の取り崩しを余儀なくされた


「想定していた以上に新製品の有機EL比率が高まる」。有賀社長はスマホが液晶から有機ELに急速に置き換わる構造転換を読み切れなかった“誤算”を認める


JDIはアップルの要請に応じて、昨年12月に液晶パネルを生産する白山工場(石川県白山市)を新規稼働したばかり。だが、稼働率は低調で今後も改善が見込みにくい


アップルは今秋販売のスマホ「iPhone」に有機ELパネルを採用し、量産技術を確立する韓国サムスンが独占供給する見通し


JDIもこの間、手をこまねいていたわけではない。生き残りをかけ、スマホ用有機ELの量産を急いでいる。サムスンが手がける「蒸着方式」という製造方法を採用した有機ELの開発に5年ほど前から着手し、今夏にようやく茂原工場(千葉県茂原市)に量産試作ラインを稼働するめどがついた。量産のための技術を確立した後に、30年度上期には量産にこぎつけたい考え


JDIの再建計画は、スマホ向けなど中小型パネルのJDIと医療機器などに使う大型パネルを開発するJOLEDが組むことで、有機ELの開発を加速し、技術で勝負できるビジネスモデルを構築することが柱だった


ところが、6月7日に、再建策の中核と位置付けたJOLEDの子会社化の時期について、予定していた12月下旬から延期し、「未定」にすると発表した。液晶パネル市場の環境が悪化して、JDIの経営や資金繰りが厳しくなり、自社の抜本的な経営再建が先決であると判断したため


赤字体質の脱却に向けては、スマホパネルの液晶から有機ELへの構造転換を見据え、国内に6つある液晶工場の再編や人員削減などが必要になるとみられる


先行するサムスンを追撃するためには「技術的にも1社でやるよりは他社と手を組むのがベストだ」(和泉アナリスト)との見方もある



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