FC2ブログ

【抜粋記事】日本の電機 復活なるか

日本経済新聞
日本の電機 復活なるか

Japan_electric-maker_logo_image1.png

日本の電機に復活の道筋は描けるのか、業界のリーダー格である日立製作所の中西宏明会長とソニーの平井一夫社長に聞いた




<日立製作所 中西宏明会長>

――日本の電機産業が弱くなった理由は何でしょう。
 「一言でいえば、日本勢の得意とした家電などの市場が、価格だけで勝負が決まるコモディティー化の波にのみ込まれたことだ。各分野でデジタル化が進み、簡単にマネできるようになったのが大きい」


これまでメーカーは、商品を売ればそこで顧客との関係がいったん途切れる『売り切り』型の仕事が多かった。今後はIoTを含めて継続的にサービスを提供する事業モデルが増えるだろう


国内企業が大同団結する、いわゆる『日の丸再編』は成功したためしがない。むしろ自分の事業の世界市場における位置づけを見極め、思い切って撤退したり、逆に強化する場合には海外でのM&A(合併・買収)を含めた大胆な手を打つ必要があろう




<ソニー 平井一夫社長>

――今期の営業利益は過去最高に近い5千億円を見込んでいます。この数字は「ソニーらしさ」が復活してきた証しでしょうか。
 「例えば10年近く赤字を続け、不振の象徴だったテレビ事業は、音と映像に徹底してこだわり『4K』など高付加価値品に特化することで黒字化した。当社のテレビの平均販売単価は10年度時点の5万7千円から、今年度は6万7千円まで上昇する見通しだ」


――かつて「売り切り」が基本だったメーカーの事業モデルも変わりつつあります。
 「ソニーの特徴は昔から顧客との付き合いの継続性が高いことだ。ラジカセを売って終わりではなく、その後もテープを買ってもらう。CDプレーヤーが売れると、ソニー・ミュージックエンタテインメントの音楽も売れる。今はこうした継続的にサービスを提供するモデルを『リカーリング』と名付け、意識して伸ばしている。例えばゲーム機の『プレイステーション4』を通じ、ネット経由で動画などを配信する有料サービスが米国などで広がり、収益源の多様化や継続化に寄与している。全社の売上高に占めるリカーリング型事業の比率は現在35%だが、18年3月期には40%に高めたい」


英語に『千の質問による死』という表現がある。新しいことに挑戦する人に『それは誰に売るのか』『コストはいくらか』などと細かく質問しすぎると『では不確定要素が多すぎるのでやめよう』となる。そんな体質から脱却しないといけない



当ブログ関連記事
【抜粋記事】韓国大手企業に見る日本市場の魅力と障壁
【抜粋記事】復活のソニー、「出井超え」は可能か(追記)
【抜粋記事】窮地の東芝、復調のシャープ、電機8社決算(追記)


関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
10 | 2020/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter