【抜粋記事】韓国大手企業に見る日本市場の魅力と障壁

日経ビジネス
韓国大手企業に見る日本市場の魅力と障壁

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韓国勢エレクトロニクス業界の快進撃が続いている。例えば東芝(2016年のNAND型フラッシュメモリーでの金額ベース世界シェア19.3%)がメモリー子会社の売却交渉で難航しつつ躍起になっている状況をよそ目に、サムスン電子(同じく世界シェア35.2%)はこの領域で着々と投資をし続け、不動の地位固めに入っている




6月からは、京畿道平澤市(ギョンギドウ・ピョンテクシ)に3次元立体のNAND型フラッシュメモリー新工場を稼働させている


京畿道華城(ファソン)工場では、10ナノ(10億分の1)メートル級の超微細工程の生産ラインを拡充するとのこと


国外でも、下半期に中国西安の第2工場の建設を進め、1兆円規模の投資により、2019年をメドに西安での生産能力を倍増する計画


サムスン電子の半導体部門は、17年第1四半期に過去最高の6300億円規模の営業利益をたたき出したと報じられた。それだけでなく、驚くことに営業利益率は40.3%を記録


韓国勢は半導体以外にも、液晶事業、有機EL事業、リチウムイオン電池(LIB)事業などで存在感を示してきた


テレビ用有機ELパネルについては、日本勢の供給元がないことから、すべての日系勢はLGディスプレーに頼らずにはいられない


サムスンSDIのLIBは、日本の電機メーカーへの供給が2010年頃からスタートし、マキタの電動工具にも11年から供給し続けている。日本勢の電池業界がもたつく間隙を縫って、マーケティング攻勢をかけた結果


ただし、LIB事業に関しては中国勢の攻勢にあえぎ、日韓勢とも収益をあげづらい状況に陥っていることが大きな課題


一方で、B to C事業では状況ががらりと異なる。典型的な事例は現代自動車の日本市場からの撤退


それは製品の良さとは裏腹に、消費者の購買意欲が伴わなかったから


似たような状況はB to CではなくB to B領域ではあるが、車載用LIBにもある


いずれのケースも、日本国内で調達できる電池各社がひしめく中で、そこに外資が割り込んでいく隙がほとんどなかった


サムスンのスマホは以前、それなりの地位を日本でも保っていたが、2016年の「ギャラクシーノート7」でのLIBに起因するリコールが災いして、ギャラクシー離れが加速


日本市場では日本勢がどれだけ強いか弱いかという状況分析から、市場攻略を考えるべきと言うのが結論



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