【抜粋記事】JDIの透明ディスプレー、技術の詳細が明らかに

日経テクノロジーオンライン
JDIの透明ディスプレー、技術の詳細が明らかに

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JDIの透明ディスプレーのデモ

ジャパンディスプレイ(JDI)は2017年1月に発表した透明ディスプレーの技術の詳細を、学会「Society for Information Display(SID)」で発表



JDIが開発した透明ディスプレーは、光透過率が80%と「従来の1.5倍以上」(同社)と高いのが特徴


透明ディスプレーには、主に有機ELと液晶の2種類がある。バックライトが不要な有機ELは透明パネルの実現に向くが、画素の開口率が低いことから、光透過率は「45%にとどまっていた」(JDI)


液晶にはさらに多くの課題


画素の開口率は有機ELよりも高いが、有機ELでは不要な光透過の妨げになる偏光板やカラーフィルターが必要なため、現在量産されている液晶パネルの構造では、光透過率はわずか10%以下


これらの問題を解決するために、JDIは全く新しいパネル構造を開発


従来のバックライト構造に換えて、LEDの光を液晶セルの側面から入射する構造にした。LEDの光は液晶セルの中を全反射しながら進む。このとき、液晶パネルを上から見ると透明に見える


この液晶パネルに画像を表示させるため、液晶セルに電界をかけると液晶分子の向きが変化し、液晶セルに入射したLEDの光が散乱する


この透明/散乱の切り替えを表示に利用することで、偏光板を不要にした


カラーフィルターを不要にするために、RGBの3色のLEDを順番に点灯し、これに合わせて画素のオン/オフを切り替えるCFS方式を採用


開発した透明液晶ディスプレーの画面サイズは4型、画素数は300×360、精細度は117ppiである。駆動周波数は180Hz(1フィールド)。光透過率は80%、コントラスト比は16対1、色再現範囲はNTSC比112%



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