<福田技研>振動で発電する合金 大型化成功

河北新報
<福田技研>振動で発電する合金 大型化成功

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従来の大きさ(右下2本)から直径10センチ(上)や長さ23センチ(左)に大型化した鉄-ガリウム合金の単結晶

福田結晶技術研究所(仙台市)は、振動を加えると電気を発生し、新たな電源として期待される
「鉄-ガリウム合金」の単結晶を、従来の約2倍に大型化することに成功したとしています。
課題になっていた製造コストが大幅に抑制され、通信機器の電源などの製品化に向けて大きな前進となるとのこと。


鉄-ガリウム合金は「磁歪(じわい)合金」と呼ばれ、振動によって磁界が変化し、電気を発生します。
電源からの配線が不要で、磁歪合金として一般的だった鉄-コバルト合金の2倍近い発電量があるとのこと。

電池のように容量制限がなく、不具合がない限り、交換は不要。
製品化された場合、応用できる用途が非常に広いのが特長となっています。

同社は東北大多元物質科学研究所と実験を重ね、2014年に発電力の強い単結晶の作製に成功。
ボタン型電池などに代わる数ミリ大の電源としての活用を想定し、電子部品メーカーなどにサンプルを提供。
メーカー側は高いコストに難色を示し、新電源としての量産化には課題があったとのこと。

今回、単結晶の作製方法を改良した結果、直径5センチ、長さ12.5センチだった形状を直径10センチ、
高さ5センチや、直径5センチ、長さ23センチへの拡大に成功。
材料費や人件費が削減でき、量産化する場合のコストを4分の1以下に抑えられるとのことです。

同社は今後、東北大と製造と販売を担うベンチャー企業の設立を検討。
担当者は「IoT(モノのインターネット)の進展で需要が高まる通信機器や、橋や道路などの
監視センサーの電源として普及させたい」と話しています。

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