【抜粋記事】テック大手が軒並みスマートスピーカーに参入する理由
テック大手が軒並みスマートスピーカーに参入する理由

アメリカではAmazonエコーの独壇場であるスマートスピーカー市場に、IT大手や家電大手が続々参入
ここで注意しないといけないのは、これはスマートスピーカーをめぐる戦いではないということ
恐らく、こうしたデバイスの裏側でデータを解析し、ユーザー一人ひとりに合った受け答えや、サービスを提供するクラウド上のAIの戦いなのだと思う
今は暫定的に「C向け(消費者向け)クラウドAI」と呼ぶ
このC向けクラウドAIには、キッチン、リビングルーム、風呂などの家電機器や、自動車、スマホなどのデバイスがつながる。そしてクラウドAIは、これらのデバイスからのデータを統合し、ユーザーの趣味嗜好、心理状況などを正確に把握するようになる
勝負は、自社のクラウドAIを何人のユーザーが利用してくれるか
勝負の本質がスマートスピーカーではなくクラウドAIであるならば、実は参入しようというプレーヤーはもっと多い
中国の家電大手美的集団は、ボイスで家電機器を操るコンセプトムービーを今年春に公開
スマート家電のほうが、スマートスピーカーよりもユーザーニーズを正確につかむことができる。そういう意味で家電メーカーのほうが(スマートスピーカーを発売するテック大手より)有利
「冷蔵庫や洗濯機にボイス機能を乗せるメーカーもあるが、大型家電は10年に一度しか買い換えない。ボイス搭載したからといって買い換える人などいない。それより、ミキサーやトースターなど、低価格なキッチン家電にボイス機能を搭載するほうがいい」
スマホの次はどんなパラダイムになるのだろうか。これまで多くの人がこのテーマで議論してきた。僕自身、ボイスが次のパラダイムだと思った時期もあった。VRが次のパラダイムだという主張もある
しかしC向け大手テック企業の動きを見ると、どうやら次のパラダイムはクラウドAIであり、ボイスやVRはそのパラダイムの1つの側面に過ぎないことが分かってきた
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