【抜粋記事】ジャパンディスプレイ、3期連続赤字 守るべき技術は(追記)

日本経済新聞
ジャパンディスプレイ、3期連続赤字 守るべき技術は

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ジャパンディスプレイ(JDI)が発表した2017年3月期の連結最終損益は316億円の赤字(前の期は318億円の赤字)と3期連続の最終赤字




同社は一度もフリーキャッシュフロー(FCF、純現金収支)を黒字化できていない


上場以来、業績予想の下方修正を繰り返してきた同社はまた「公約」を守れなかった格好


前の期の16年3月期に売上高の54%を占めた米アップル向けが「iPhone6s」を大幅に減産した影響で工場稼働率は低迷。5月には資金繰り問題が表面化し、毎月のように経営陣は「金策」に奔走した。12月には筆頭株主の革新機構が750億円の金融支援を決定し、資金繰り問題はいったん決着したかに見えた


しかし工場稼働率を下支えしてくれていた中国スマートフォン(スマホ)メーカーが有機ELパネルを求めてサムスンへの発注を増やし、JDIの受注量は減少した。17年3月末の現預金額は822億円と、革新機構の750億円が入金される前の16年9月末の727億円と大差ない水準に目減り


革新機構常務執行役員でJDI社外取締役を務める谷山浩一郎氏は記者会見で「JDIの技術は世界の最先端を走って業界をリードしてきた。思い切って開発資金を投資して先頭を走る」と支援の意義を強調していた。実態は違う。スマホ向け有機ELパネルで年間5億台規模の生産能力を持つサムスンに大幅なリードを許し、「資金力を考えると、もはや挽回は不可能」(国内証券アナリスト)といわれるほどに差が開いている


750億円の資金支援のためにひねり出した「成長戦略」の柱だったはずの有機ELパネル開発のJOLED(ジェイオーレッド)子会社化も先延ばしになっているのが現状。JDIの混迷は昨年末よりさらに深まっている



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