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【SID】未来のディスプレイを実現する材料:進化を続けるAGCのガラス技術

Tech-onより。
【SID】未来のディスプレイを実現する材料:進化を続けるAGCのガラス技術

SID2013での旭硝子の講演・展示内容についての報告記事が出ています。
今回のSIDでは先日発表されている高精細パネル用の低熱収縮ガラス基板である「AN Wizus」、
また0.5mmの搬送用ガラスと貼り合わせてパネルメーカーの生産ラインで
TFT基板とカラーフィルタ基板を実際に形成した0.2mmの超薄板ガラスである「Spool」が展示されています。
講演ではカバーガラスの付加価値向上として下記が挙げられています。
(a)AR(アンチリフレクション)、AG(アンチグレア)コーティング
(b)光学接合用樹脂付きカバー・ガラス(ニュースリリース済み)
(c)ディスプレイ周辺の額縁を彩る「カラーコーティングデザイン」
(d)ガラスの曲面成形を可能にする「ガラスフォーミング技術」

「Spool」については貼り合わせ技術も気になるところですが、
それ以上にどうやって剥がすのかが気になります。
簡便に剥がれてくれないとせっかくパターンを形成できても使用には適しません。
またスリミングが不要になるとしていますが0.2mm厚の基板同士をどうやってパネルに貼り合わせるかも
気になるところ。通常のスリミングは張り合わせた状態で実施するので厚みがある程度ありますので
取り扱いもできますが、0.2mmの基板の扱いはそれなりの技術を要するのではないかと思います。
是非現物を見てみたいですね。

当ブログ内関連記事:

【SID】旭硝子、表示デバイスへの直貼工程を簡素化するカバー・ガラス

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ディスプレイの国際会議「SID 2013」がカナダのバンクーバーで開幕した。筆者は昨年の会議・展示会の報告として、「未来のディスプレイを実現する材料」を3件取り上げた。今回も、その続きとして、様々な材料技術の進化を取り上げたい。最初は、昨年も報告したAGC(旭硝子)のガラスの1年後の姿である。

 シンポジウム開催前日の5月20日(現地時間)に「IHS/SID 2013 Business Conference」が開催され、ビジネス面から、モバイル市場、テレビ市場、新技術と材料などのテーマでFPD産業の技術や動向が議論された。その中で、AGC(旭硝子)の代表取締役専務執行役員 田村良明氏は、この1年の着実な進歩として、(1)超低熱収縮特性を有するガラス基板「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」、(2)超薄板ガラス「Spool」の実用化に向けた積層基板技術 、(3)カバー・ガラスの付加価値向上のための「Plus」ソリューション、の三つを紹介し、いずれも「Ready to go(いつでも対応可能)」 であることを強調した。同時に、21日からスタートした展示会に出展もしている。


パネルの高精細化に貢献する超低熱収縮ディスプレイ用ガラス基板
 展示会場では、既報(PDFのニュースリリースおよびTech-On!の記事詳細はこちら)の、低温多結晶Si(LTPS)などの高精細パネル用に超低熱収縮特性を実現したガラス基板であるAN Wizusの第6世代サイズの実物基板を見ることができる(図1)。このガラス基板を使うことによって、これまで以上に超高精細なディスプレイの製造が可能になり、「パネル開口率の向上と消費電力の低減に貢献できる」(田村氏)。

図1 第6世代サイズの「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」ガラス基板
図1 第6世代サイズの「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」ガラス基板

顧客のラインで実証された超薄板ガラスと搬送用ガラス基板の積層技術
 超薄板ガラスのSpoolは、昨年は素ガラスの貼り合わせだけであったが、今年は実際に顧客であるパネル・メーカーの生産ラインでパターンを形成したガラスを展示した(図2)。それぞれ0.2mm厚のTFT基板とカラー・フィルタ(CF)基板である。この2枚を貼り合わせれば、これまでのようにスリミング(薄型化処理)を施すことなく、0.4mm厚のセルが実現できることになる。「顧客の生産ラインでは2013年中の生産を目指す」(田村氏)という。

図2 厚さ02mmの超薄板ガラスを厚さ05mmの搬送用ガラス基板に乗せて実際にプロセス処理した積層基板。手前がCF基板、奥がTFT基板。共に、超薄板ガラスの搬送用ガラス基板から剥がす途中の状態。
図2 厚さ0.2mmの超薄板ガラスを厚さ0.5mmの搬送用ガラス基板に乗せて実際にプロセス処理した積層基板。
手前がCF基板、奥がTFT基板。共に、超薄板ガラスの搬送用ガラス基板から剥がす途中の状態。

カバー・ガラスもディスプレイの表示性能改善に寄与
 カバー・ガラスの付加価値を向上させるPlusソリューションでは、カバー・ガラスに以下の四つの機能を付加した。(a)表示画面をクリアに見せるためのAR(アンチリフレクション)やAG(アンチグレア)のコーティングを施す、(b)ディスプレイの表示をくっきり鮮やかにする光学接合用樹脂付きカバー・ガラス(ニュースリリース、Tech-On!関連記事)、(c)ディスプレイ周辺の額縁を彩る「カラーコーティングデザイン」、(d)ガラスの曲面成形を可能にする「ガラスフォーミング技術」である。
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