【抜粋記事】有機ELテレビ市場成長の鍵を握る、LGディスプレイの呂社長に直撃

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有機ELテレビ市場成長の鍵を握る、LGディスプレイの呂社長に直撃

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麻倉怜士さんによるCES 2017現地インタビュー取材


有機ELパネルのサプライヤーとしてトップを走るLGディスプレイのCMO(Chief Marketing Officer)兼社長の呂相徳氏





麻倉 LGディスプレイさんの有機ELパネルは第二世代に入っていますが、生産性・画質ともに、ここにきて安定してきたのではないでしょうか。
呂 この一年の進化は大きかったですね。パネルの歩留りも4Kで85%を超えています。


麻倉 パネルの生産も順調に立ち上がってきて、黒の階調性も向上してきましたが、今回の展示を見て、第二世代パネル自体も初期より画質がよくなってきたように思いました。
呂 色再現はDCIで98%まで向上しましたし、表示速度も改善しました。HDRについてもピーク輝度も25%アップしています。輝度や表示速度はもっと改善していけると思います。


麻倉 色域に関しては、パネルを改善して赤を追加したそうですが、これはどういう仕組みなのでしょう? カラーフィルターを変更したということですか?
呂 いえ、レイヤーを変更しています。
麻倉 レイヤーというと、有機ELの層を増やしたということですね。
呂 はい。有機ELを一層追加して、色をもっと豊富にしています。最終的には白色で発光していますが、こちらの方が深い色が取り出せるんです。
麻倉 なるほど、それがDCIの色域を98%までカバーできた要因なんですね。


麻倉 輝度も上がっていますが、これは材料を新開発したのですか?
呂 材料もそうですし、素子の設計を変えて開口率を改善しました。


麻倉 さて、今後の展望を伺いたいのですが、今の有機ELパネルの生産数はどれくらいなんでしょう?
呂 2016年の実績が約90万台で、2017年は170万台を目指します。


呂 8.5世代の製造ラインであるE4-2が稼働しますので、ここで90万台くらいを見込んでいます。2018年度には250万台まで到達する見込みです。
麻倉 マザーガラス一枚で、パネルは何枚取れるんでしょうか?
呂 55インチであれば6面が可能です。


麻倉 製造方法として、そろそろ印刷方式も出てくるのではありませんか?
呂 それもひとつのテーマです。印刷方式のメリットは材料の効率がよくなるとか、画素構造もRGBW(ホワイト)からRGBになりますので、8Kのような超高精細パネルには有利になるといった点があります。ただし、RGBWでも8Kを実現する目処は立ってきていますので、そのあたりの見極めが重要になるでしょう。



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