【抜粋記事】オフィスで再生紙つくる装置発売 エプソンが新提案

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オフィスで再生紙つくる装置発売 エプソンが新提案

Epson_PaperLab A-8000_image1
商品化したオフィス製紙機「PaperLab A-8000」

セイコーエプソンは、使用済みのコピー用紙から再生紙を製造するオフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)A-8000」を16年12月に発売すると発表。3年で100億円の販売を目指す




PaperLabは大量の水を使わずに再生紙を製造できる。そのため、給排水工事が不要で、オフィスのバックヤードなどに設置が可能となる。


可能にしたのが独自開発の技術「ドライファイバーテクノロジー」。2011年から5年かけて技術を確立


まず、使用済みの紙に機械的衝撃を与えることで細長い繊維に変える。このとき、文書の情報は一瞬で抹消される。繊維化された紙に結合素材「ペーパープラス」を加えることで繊維を結合させ、それを加圧することで新たな紙にする。ペーパープラスの種類や加圧密度などを調整することによって、さまざまな色やサイズ、厚みの紙を作り出すことができる


使用済みの紙を投入してから1枚目の紙を出すのに要する時間は約3分。A4用紙なら1時間に約720枚を生産できる


今後、PaperLabを活用することで得られる新たな価値の提案に力を入れる。多くのオフィスで課題となっているセキュリティ対策がその1つ。使用済みの紙を繊維に分解することで完全に情報を抹消できるため、機密文書の処理を社内で完結できる。


さまざまな種類の紙を低コストで高速生産できることも強み。用途に応じた紙を社内で生産できる。1枚当たりのランニングコストは、市販紙を購入するよりも低く抑えられる



Epson_paper-plus_image1.jpg Epson_PaperLab A-8000_image2
結合素材「ペーパープラス」(左)と繊維化した使用済みの紙(右)

普及への課題は、小型化や騒音低減を実現し、オフィスに設置できるようにすること。商品化したPaperLab A-8000は、幅約2.8メートル、奥行き約1.4メートル、高さ約1.8メートル。


価格はオープンだが、予想市場価格は2000万円台前半(税別)。まずはすでにPaperLabの導入を計画、検討している企業や自治体に対して順次販売を開始する。それ以外の企業などに対しては、17年秋ごろから販売する計画。受注生産となるため、発注から納入まで約3カ月かかるという。



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