米家電見本市、主役はAI スマホは早くも失速(追記)

日本経済新聞
米家電見本市、主役はAI スマホは早くも失速

CES2017_image1.png

米ラスベガスで開かれる世界最大の家電見本市「CES」の主役がめまぐるしく変わっています。
公開では、人工知能(AI)の技術が台頭。自動運転で存在感を示す自動車大手もAIに急接近しています。
スマートフォン(スマホ)の勢いは早くも失速し、「家電」の枠を超えたハイテクの勢力争いは
複雑さを増していると報じられています。



中国レノボ・グループが披露したのは「スマートアシスタント」。
米アマゾン・ドット・コムのAIサービス「アレクサ」を搭載。利用者と会話し、無線で照明やテレビを操作。
1台129~179ドル(約1万5000-2万1000円)で、5月から米国や欧州で販売する計画です。

アマゾンも自らAI搭載自動応答端末「エコー」を2014年から販売。
米グーグルはアマゾン対抗の応答端末を16年11月に発売しています。
こうした動きを受け、世界の家電大手もAIに接近してます。

米ワールプールは今年から洗濯機など自社家電をアマゾンの「エコー」経由で操作を可能にすると発表し、
先行する米ゼネラル・エレクトリック(GE)に追随。韓国サムスン電子は米マイクロソフトのAI技術を生かした
スピーカーを今年発売。韓国LG電子もAI対応家電をCESで公開しています。

米民生技術協会(CTA)チーフエコノミストのショーン・ドゥブラバック氏は
「声が利用者との間をつなぐ次の重要な窓口になる」と語っています。
自動応答端末の市場が17年に前年比52%増の450万台、売り上げは36%増の約6億ドルに成長すると予測。
「音声認識精度はすでに人間と同等だ」としています。

CES 2007-2017_image1

2000年代のCESの主役はテレビ。画質や薄型・大型化を競う時代が続き、ソニーやパナソニック、シャープなど
日本勢の存在感も高いものでしたが、10年ごろにスマホやタブレット(多機能携帯端末)に主役が交代。

CTA_wearable_market_image1.jpg

ですが潮目はすぐに変わっています。CTAが発表したデジタル家電市場予測によると、
16年のスマホの世界販売台数は前年比6%増の13億9900万台。
10年から14年まで2ケタ成長でしたが、伸びは失速。17年の伸び率は3%増とさらに鈍る見込み。
タブレットはすでに前年割れ。ウエアラブル端末も勢いが落ちています。

入れ替わるように自動車の存在感は増しています。10年の米フォード・モーターの基調講演から展示が増え、
14年から自動車ショーの色合いが強まっています。今回、自動車関連は昨年を上回る145社が出展。
完成車9社のうち3社は日本勢で、日産自動車は初参加。10年ぶりに出展するホンダは自動運転機能に加え、
人の喜怒哀楽に反応するAIを搭載した小型電気自動車(EV)のコンセプト車を披露しています。

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