アップル、自動車開発プロジェクトを仕切り直し - ソフトウェア関連に重点シフトか(NYTimes)(追記)

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アップル、自動車開発プロジェクトを仕切り直し - ソフトウェア関連に重点シフトか(NYTimes)

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アップル(Apple)社内で進んでいるとされる電気自動車(EV)・自動運転車の開発プロジェクト
「Project Titan」について、NYTimesが、アップルが同プロジェクトに関する戦略の見直しを行い、
プロジェクトの重点を車両全体からソフトウェアの開発にシフトしつつつあるなどとする
関係者3人の話を報じています。


「Project Titan」関連では、同プロジェクトの責任者を務めていたスティーブ・ザデスキー(Steven Zadesky)
という幹部が今年1月に同社を離れ、その後今年7月には事態収拾のために、事実上引退状態にあった
ベテラン幹部のボブ・マンスフィールド(Bob Mansfield)氏が新たな責任者に任命されたこと、
さらに同月下旬にはマンスフィールド氏が着任早々、現ブラックベリー(BlackBerry)傘下のQNXの
共同創業者であるダン・ドッジ(Dan Dodge)氏を雇い入れたことなども報じられていました。

今回のNYTimes報道の内容は、マンスフィールド氏によるプロジェクトの方向転換に関するもので、
この2年あまりの間に1000人を超える規模に膨らんだ開発チームの一部がすでに解雇されていることや、
このレイオフが同プロジェクトの再起動(“reboot”)の一部として実施されたことなどを伝える
関係者の話が紹介されています。また、同プロジェクトで開発された自動運転車の試験走行が
クローズドな環境ですでに実施されているものの、この技術の実用化には今後何年もかかりそうだとする
関係者の話も記されているとのこと。

アップルによる自動車開発の可能性については、当初はテスラ(Tesla)に対抗するような高級車の投入を
想定しながら関係する各分野の人材獲得を進めているとする話が伝えられ、昨年2月には同社が2020年の
量産開始を視野に入れているとする話もBloombergで報じられていました。

既存の自動車メーカー各社やグーグル(Google)、ウーバー(Uber)、バイドゥ(Baidu)などの
テクノロジー大手各社で、自動運転車の実用化に向けた取り組みそれぞれ加速するなか、
自動車のソフトウェア開発に重点をシフトしたアップルが今後提携先探しなどでどのような動きを見せるかなどに
注目が集まる可能性があるとしています。

関連記事
CNET:アップル、自動運転車のプロジェクトを見直しか
日本経済新聞:米アップルの車開発、ソフトに重点か 体制刷新と米報道
(16/11/15追記)
TechCrunch:Appleは、もう自動車を作るつもりがない(Bloomberg報道)
CNET:アップル製の自動運転車は望み薄に--「Titan」プロジェクトが方向転換か
(16/11/23追記)
WIRED:アップルはなぜ自動車事業を縮小したのか?
(16/12/02追記)
engadget:アップルカー計画、自動運転EVから自動運転プラットフォームの開発へ方向転換か(Bloomberg報道)

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