LG、スマホ用有機ELパネル設備新設 1900億円投資(追記)

日本経済新聞
LG、スマホ用有機ELパネル設備新設 1900億円投資

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LGディスプレーは積極投資で有機ELパネルを増産する(韓国・亀尾工場)

韓国のLGディスプレーは、1兆9900億ウォン(約1900億円)を投じてスマートフォン(スマホ)用
有機ELパネルの生産ラインを新設すると発表しています。進行中の他の増産投資と合わせると年産能力は
2018年下期に少なくとも現在の9倍に増えるとのこと。米アップルが採用するのを機にスマホ画面が液晶から
有機ELに転換が進むとみて強気の投資を続けるもようです。


新ラインは韓国北西部の坡州(パジュ)工場内につくるとのこと。
第6世代と呼ぶ大きさの基板を月に1万5千枚処理できるとしており、5.7型のスマホ用パネルの場合、
年に3600万枚を作れる計算になります。ガラスではなく樹脂を基板に使うためパネルを曲げるなどの
加工がしやすいとしています。

韓国南部の亀尾(グミ)でも17年の稼働を目指しスマホ用有機ELパネルの生産設備を新設中です。
総投資額は1兆5千億ウォンで、生産能力は坡州に新設するラインと同じ規模。坡州では今回の投資とは別に、
テレビ用の大型有機ELパネルなどにも対応した新工場を1兆円超を投じて新設することも決めています。

LGは有機EL分野ではテレビ用で先行しますが、スマホ用ではサムスン電子の独走を許しています。
米アップルが17年から有機ELを搭載したスマホを発売する見通しのため、他社も追随する可能性があります。
設備の多くを日本企業から調達すると見られ、関連企業は商機が広がりそうだと報じられています。

一方、LGが同日発表した16年4-6月期連結決算は最終損益が720億ウォンの赤字
(前年同期は3350億ウォンの黒字)となっています。テレビ用液晶パネルの需給が緩み採算が悪化したことが影響。
液晶パネルでは中国勢も力をつけており、LGは今後も投資の軸足を付加価値の高い有機ELに移すとみられています。

関連記事
(16/09/01追記)
日経テクノロジーオンライン:iPhone向け有機EL、Samsungの独走に「待った」
マイナビニュース:LG Display、約2兆ウォンを投じてフレキシブル有機ELの新工場を建設

当ブログ関連記事
サムスン、アップルに有機EL スマホ用供給へ 7200億円投じ5割超増産
LGD、南京に車載用パネル専用ライン
【抜粋記事】LG Displayのフレキシブル有機EL新工場、装置搬入を開始

    
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