【抜粋記事】JDI 車載ディスプレイ執行役員インタビュー

電子デバイス産業新聞
(株)ジャパンディスプレイ 執行役員 車載ディスプレイ事業本部 本部長 月崎義幸氏
LTPSをコアに高機能・高性能化
20年に車載の売上高倍増へ


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―― 15年の車載ディスプレー事業について。
前年に引き続き堅調に推移。特にクラスター向けでの大型化、高精細化の進展が拡大に寄与。
従来のクラスター向けパネルは3~4インチが主流であったが、一部の車種ではより大型かつ高精細のパネル搭載が進んでいる。


―― クラスター向けパネルの製品展開について。
14年4月にクラスター向けに12.3型の異形状液晶モジュールを開発・市場投入した。12.3型の大画面ディスプレーで1000cd/m²の高輝度を実現。 また、上部のコーナー部を切り落とした“異形状”により、インストルメントクラスター部のデザインの自由度を大幅に高めることを可能としている。同ディスプレーは、市販車モデルへの搭載がようやくスタート。


―― センターコンソール向けディスプレーは。
OEMからは、可能な限りセンターコンソールにおけるメカニカルスイッチの搭載数を削減したいというニーズがある。そのためさらなる大型化、高精細化、デザイン性向上などが求められている。現在の主流は7~8インチだが、今後は10インチ以上のHD、フルHDパネルの採用が進むと見ている。



―― 高品質かつ多種多様な性能が求められる車載ディスプレーですが、貴社のキーテクノロジーは。
当社ではLTPS(従来はα-Si TFT)への切り替えを進めている。これにより、駆動回路の搭載数削減によるシステムコスト低減、高開口率・狭額縁化、異形・曲面への対応、インセルタッチパネル「Pixel Eyes」、バックライトの発熱低減などニーズに応えることが可能となる。 なお、LTPSパネル採用の車載ディスプレーは、18年モデルの市販車から搭載される見通し。


―― 今後の市場展望や事業戦略について教えて下さい。
情報量はスマートフォンなどと同等になる。つまり、より高精細のパネルが求められる。
また、ミラーレス・カーの普及拡大(電子ミラー化)が進めば、パネルの搭載数が拡大することが期待される。一方、電子ミラー用には低温環境での応答性能、一層の高速化が不可欠となる。さらに、ヘッドアップディスプレー(HUD)も今後、欧州市場向けを中心に高成長が見込まれている。



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