ソニー、微細なLEDを敷き詰めた自発光ディスプレイ「CLEDIS」を商品化――「Crystal LED Display」の技術がベース

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ソニー、微細なLEDを敷き詰めた自発光ディスプレイ「CLEDIS」を商品化――「Crystal LED Display」の技術がベース

Sony_CLEDIS_demo_image1.jpg
「CLEDIS」(クレディス)

ソニーは極めて微細なLEDを用いる独自のディスプレイ技術「CLEDIS」(クレディス)を発表しています。
2012年のCESで参考展示した「Crystal LED Display」の技術をベースに実用化したもの。
最初の製品として、2017年に特定用途向けスケーラブルディスプレイシステム「ZRD-1」を発売するとのことです。



画面の表面にR(赤)、G(緑)、B(青)の微細なLED素子を配置して1画素を構成し、
画素ごとに駆動させる自発光ディスプレイ。
1つの画素内にある光源のサイズが0.003mm2と極めて小さく、画面表面の黒(RGB光源以外の部分)が
占める割合を99%以上に高めたことで、周囲の明るさを問わず、高いコントラストを実現したとしています。
コントラスト比は100万:1。また光源は小さくでも画面輝度は最大約1000cd/m2を実現しているほか、
「ほぼ180度」(同社)という広い視野角、sRGB比で約140%の広色域も特徴となっています。
独自の画素駆動回路により動画応答性も高めており、最大120fpsのフレームレートに対応できるとのこと。

Sony_CLEDIS_poxel_image1.jpg
1画素のイメージ。光源サイズが非常に小さく、黒の占める割合が99%以上。
コントラストを高めやすい構造になっている

ディスプレイシステムの「ZRD-1」は、専用のディスプレイコントローラー「ZRCT-100」とセットで使用。
ディスプレイユニット1つあたりのサイズは403×453mmで、解像度は320×360ピクセル。
これを縦横に複数つなぐことができるスケーラビリティの高いシステムです。
例えば144個のユニットを用いれば、横9.7m、縦2.7mの巨大な8K2Kディスプレイを作ることができるとのこと。

Sony_CLEDIS_ZRD-1_image1.jpg
「ZRD-1」6ユニットを接続した状態

Sony_CLEDIS_ZRCT-100_image1.jpg
専用ディスプレイコントローラー「ZRCT-100」

Sony_CLEDIS_Crystal-led-display_CES_image1.jpg
「Crystal LED Display」は、2012年のCESに参考展示され、話題になった自発光パネル。
55V型の画面に600万個のLEDを敷き詰め、フルHD解像度(1920×1080ピクセル)を実現していた

ソニーでは、米国ラスペガスで開催されたオーディオビジュアル展示会「InfoComm 2016」にクレディスを展示し、
デモンストレーションを披露。なお、クレディスの技術を民生機に展開する可能性については、
「ソニーとしては当面、4K液晶テレビに注力する。現状で(クレディスの)民生機への展開は予定していない」(広報)と
話しているとのことです。

関連記事
CNET Japan:ソニー、LEDを使った高画質ディスプレイ技術「CLEDIS」開発--2017年に商品化へ
EETimes:ソニー、微細LEDの自発光ディスプレイを商品化
OPTRONICS ONLINE:ソニー,微細LED素子を用いたディスプレイを発売

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