今後は人工知能とエネルギー領域に重点 パナソニックの研究開発戦略(追記)

日経テクノロジーオンライン
今後は人工知能とエネルギー領域に重点 パナソニックの研究開発戦略

Panasonic_RD_vison_2016_image1.jpg
パナソニックの重点領域

パナソニックは、研究開発戦略の説明会を開催しています。
同社代表取締役専務の宮部義幸氏は記者団に対し、今後の研究開発で「IoT/ロボティクス領域」と
「エネルギー領域」に重点を置いていくと語ったとのこと。
特にIoT/ロボティクス領域では人工知能やセンシング技術、エネルギー領域では
蓄電池や水素利用に対して力を入れていくとしています。
人工知能はさまざまな製品で用いられる可能性があるため、2018年までに200~300人ほどまでに
人員を強化するとのこと。



また同社は研究開発において、従来の自前主義の姿勢を見直し、顧客や他社から得られる知見に
同社が持っている価値を付加することで製品の事業化をしていくとしています。
同氏は「かつてはすべてを自分たちでやらないといけないと思うようになっていた」と話し、
これからは顧客や他社との共創が必要になると強調しています。

その中で同社は2016年4月、顧客との共創を加速させるために「Wonder LAB Osaka」と
「パナソニックラボラトリー東京」を設立しています。この施設を通して社内外の交流を活発にすることで、
研究成果を顧客の課題に沿って実用化できるようにするとのことです。

Panasonic_Wonder-Lab-Osaka_image1.jpg
公開された「Wonder LAB Osaka」

Wonder LAB Osakaは研究所内に設置された施設。
社内外の交流や研究成果の実証実験を目的としています。
施設内には図書室や台所、カフェなどが設けられており、開発中の試作品を活用するなどして
実証実験の場として活用できるとしており、この施設を利用することで、
研究者が利用者目線で製品を評価し
自らの研究にフィードバックもできるようにするとしています。

Panasonic_RD_color-sheet_image1.jpg
特殊な色の配列をしたシート

例えば図書室では貸し出し状況を管理するシステムを運用しています。
特殊な色の配列をしたシートの上に本を置き、それをカメラで撮影。
本を棚から持ち出すとカメラが色の配列を認識して、どの本が棚から持ち出されたのか、
どれくらい読書に時間を要したのかといった情報を自動的に記録できるとのこと。

パナソニックラボラトリー東京も研究拠点であるものの、
社外の人間も入ることができる場所を用意するとしています。
同拠点では「ヒトティクス研究所。」というコンセプトを掲げており、同社が家電で培ってきた、
「人と接する」ことに関するノウハウや知恵をIoTやロボティクス、人工知能などの研究に
生かすことを目指すとのことです。

関連記事
(16/07/22追記)
NEWSWITCH:自前主義の技術開発から脱却し始めたパナソニック。これから何をするんですか?

当ブログ関連記事
米ハスマンとのシナジー効果は18年度200億円に=パナソニック
総合電機、今期業績は“意志ある”減益とV字回復狙う
パナソニックが大規模な植物工場システムを納入
パナ、有機ELテレビ世界展開、100万円切る新モデル日本投入

    
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter