SCREEN、有機EL量産装置に参入 スマホ向け照準(追記)

日本経済新聞
SCREEN、有機EL量産装置に参入 スマホ向け照準

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SCREENホールディングスは有機ELパネルを量産する装置に参入すると報じられています。
米アップルが形状を自由に変えられる有機ELを採用する方針を示し、日中韓でスマートフォン(スマホ)関連の
増産が広がっていることに対応するとのこと。従来は実験用のみでしたが、第6世代と呼ぶ150×185cmの基板に
対応した製品を開発し、4月に量産用として初供給したとのこと。


開発した装置は有機ELの基板となる高機能樹脂「ポリイミド」を塗布するのに使用。
ノズルから10μmの薄さで、第6世代の基板に120秒以下で均一に塗布できるとのこと。

樹脂内部の異物や気泡を防いで不良品の発生率を1割未満にし、月2000万円程度かかる洗浄コストも
半分に抑えたとのこと。より安価にスマホ用パネルを製造できるとしており、
サムスン電子の子会社のセメスなどに対抗するとしています。

SCREENは製版機器が発祥事業で、微細な塗布技術を発展させながら液晶パネルや半導体向けの
製造装置を主力としてきました。塗布するためのノズルを改良して粘度の高い有機EL(ポリイミド)にも応用し、
新事業として育成するねらいとみられます。

有機ELパネルの製造装置ではキヤノン傘下のキヤノントッキ(新潟県見附市)も、有機発光材料を基板に付着させる
真空蒸着装置の生産能力を年内に現在の2倍以上に引き上げるとしています。
真空中で粉末の有機材料を蒸発させ、基板表面に発光層を形成する技術です。

有機ELは液晶より鮮やかな色を表現できるとされており、サムスン子会社のほか、韓国LGディスプレー、
ジャパンディスプレイ(JDI)などが研究開発や増産投資に動いており、関連装置の受注が広がりそうだと
報じられています。

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(16/07/04追記)
OPTRONICS ONLINE:SCREEN,フレキシブル有機EL向けポリイミド塗布装置を開発

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