3Dライダーで自動運転向け地図を随時更新、パイオニアが地図情報大手と実証実験

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3Dライダーで自動運転向け地図を随時更新、パイオニアが地図情報大手と実証実験

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“データエコシステム”の運用イメージ  出典:パイオニア

パイオニアと地図情報サービス大手のHERE(ヒア)は、パイオニアが開発を進めている自動運転システム向けの
走行空間センサー「3D-LiDAR(3Dライダー)」と、HEREの自動運転向け高精度地図を活用して、
自動運転向け地図を効率的に更新/運用する“データエコシステム”の構築に向けた実証実験を行うことで
合意したと発表しています。


両社は2015年9月に、自動運転・高度運転支援向け高度化地図の活用について
協議を進めることで合意しています。

>パイオニアがアウディBMWダイムラーに買収されたHEREと提携、自動運転向け地図で

今回発表した、自動運転向け地図を効率的に更新/運用するデータエコシステムを構築するには、
高精度な自車位置推定が必要になります。パイオニアの3D-LiDARは、その高精度な自車位置推定と、
自動運転向け地図の更新に必要なデータの抽出に用いられます。

HEREは、自社で保有する自動運転向け高精度地図とクラウドを活用し、3D-LiDARなどによって
抽出されたデータを収集/解析、それを基にした更新地図データを車両へ配信する仕組みを検討するとのこと。

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パイオニアが「東京モーターショー2015」で展示した「3D-LiDAR」のモックアップ

パイオニアの3D-LiDARは、赤外線レーザーで広範囲をスキャンし、センサー周辺の物体を検知するもので、
高さ方向についても一定の範囲で検知が可能なことから3次元レーザースキャナと呼ばれています。
Google(グーグル)の自動運転実験車両などは、屋根に装着して車両の周囲360度を
検知するタイプを利用しています。
これに対してパイオニアの3D-LiDARは、車両の四隅に組み込むタイプのセンサーになっています。
センサー1個当たりの検知角度は360度より狭いですが、車両の四隅に組み込むことで
車両の周囲360度をカバーできるとのこと。

HEREは、Nokia(ノキア)の100%子会社でしたが、2015年8月にAudi(アウディ)、BMW、
そしてDaimler(ダイムラー)のドイツ自動車メーカー3社による買収が発表されています。
自動運転技術に必須の高精度地図データで有力とされている企業です。

>ドイツ高級車メーカー連合、ノキア地図事業買収で合意間近=関係筋

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