北大と大塚化学、強度・耐久性がゴム並みのハイドロゲル開発(追記)

日刊工業新聞
北大と大塚化学、強度・耐久性がゴム並みのハイドロゲル開発

Hokkaido-Univ_Otsuka-Chem_hydro-gel_image1.jpg
ハイドロゲルで重りを吊り上げた様子(北大提供)

北海道大学大学院先端生命科学研究院のグン・チェンピン教授と大塚化学(大阪市中央区)は共同で、
ゴムに匹敵する強度や耐久性を持つハイドロゲルを開発したと発表しています。
ハイドロゲルは大量の水を含み、塩分を含んだ環境でも劣化が少ないとのことで、
体内に埋め込む医療用途に応用していくとしています。


ハイドロゲルの原料として、両端が疎水性で中央が親水性の高分子を採用。
この高分子を水中に入れると疎水性部分同士が集まって凝集します。
凝集部分と親水性部分が網目の構造をつくるとのこと。

この網目構造体に親水性のポリアクリルアミドを加えると、網目構造の親水性部分とポリアクリルアミドが
水素結合して構造を補強するとしており、高分子間の結合を二重にすることで丈夫なゲルが実現したとのことです。

引張破断応力は10MPaとゴムに匹敵、硬さはこんにゃくの100倍に相当し、
ゲルを引っ張ると元の長さの7倍まで伸びるとのことです。
ゲルが破断しても、破断面を溶剤で溶かしてつなげると壊れた結合が再形成されて接着するとしています。
今後、原料を生体適合性の高分子に置き換えて、血管用や軟骨用などの医療用ゲルを開発するとのことです。

関連記事
(16/06/01追記)
日経テクノロジーオンライン:体内で使えるハイドロゲル、ゴム並みに強くこんにゃく100倍の硬さ

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