北陸先端大と筑波大、ガラス・ポリカより高強度−バイオ原料で透明樹脂を開発

日刊工業新聞
北陸先端大と筑波大、ガラス・ポリカより高強度−バイオ原料で透明樹脂を開発

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北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科環境・エネルギー領域の立山誠治特任講師と
筑波大学生命環境系の高谷直樹教授らの研究グループは、バイオプラスチックによる高強度の透明樹脂を
開発しています。



遺伝子組み換え微生物を用いて生産されるシナモン類を原料に、ガラスやポリカーボネートを大幅に上回る
力学強度を持つ構造を築いており、ガラスの代替材料や工業用樹脂の用途拡大につながるとしています。

開発した樹脂は、シナモン類の一種であるアミノ桂皮酸から高分子量化などを経てバイオプラスチックとして
ポリアミドを作製。トルキシル酸という珍しい骨格を持つ高分子構造で、硬さと変形性を併せ持つため、
力学物性に優れるとのこと。

力学強度は407メガパスカルで、ガラスの3-4倍、ポリカーボネートの6倍に相当するとのこと。
耐熱温度は約250℃。透明度は汎用のポリカーボネートと同等の87%だったとのことです。
材料合成の変換効率も95%以上と高いとのことで、輸送機器の軽量化や折り曲げや丸めることが可能な
「フレキシブルパネル」などへの応用が見込めるとしています。

JAISTニュースリリース
世界最高強度の透明樹脂の開発に成功
-新しい概念のバイオプラスチック開発、ガラス代替による軽量化社会構築を-


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