中国2015年のスマホ出荷は2.5%増の4億3,410万台、上位から消えたサムスン

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中国2015年のスマホ出荷は2.5%増の4億3,410万台、上位から消えたサムスン

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IDCが2016年2月14日に中国での2015年の年間のスマートフォン出荷台数を発表しています。
それによると、2015年1年間に中国で出荷されたスマートフォンは2014年(前年)よりも
2.5%多い4億3,410万台だったとのこと。


中国のスマートフォン普及率は高く、特に都市部ではほとんど全員がスマートフォンを利用しているそうです。
販売されている携帯電話もほとんどがスマートフォンとのこと。それでも2014年に比べると2015年のスマートフォンの
出荷台数は微増ではありますが、増加しているようです。
スマートフォンの急速な普及で、中国ではWeChatやWeiboなどのゲームやチャットアプリなども大人気とのこと。
また日本と同じように「歩きスマホ」も大きな社会問題になっています。

<上位から消えたサムスン>

2015年に中国市場で販売されたスマホをメーカー別にみると、上位5位のうちApple以外は
中国の地場メーカーとなっています。Huaweiは全世界で1億台販売しており、グローバルにも展開しています。
またOPPOやvivoも東南アジア諸国や南米などに積極的に展開しています。

中国人は見栄を張ることから、iPhoneが大人気とのことですが、
それでもiPhoneは高価で購入できない層も多いようです。
iPhoneでないと利用できない機能やサービスはほとんどないとのこと。
スマートフォンで利用しているのは、中国でも電話やテキストメッセージ以外には、
ゲームやチャットアプリ、SNSなどです。
それらはiPhoneでないとできないということはなく、どのようなスマートフォンでも利用できるとのこと。
Apple、iPhone人気の理由は主にブランド力であり、景気が減速したら、
見栄で購入する層は激減するだろうと言われています。

地場メーカーXiaomi、Huawei、OPPOの人気、シェアも高く、
また今まで絶好調だったサムスンが2015年の中国のスマートフォン市場の上位から姿を消しています。
サムスンは2014年までは中国のスマートフォン出荷ではXiaomiに次いで2位でシェア12.1%で
2014には年間で5,000万台以上を出荷していました。
サムスン全体としては今でも世界規模では3億台以上を出荷し、世界一ですが、中国市場から名前が消えたことから、
これからさらに減速していくかもしれないとのこと。中国市場でサムスンが突然売れなくなったというよりも
OPPOやvivoといった地場のメーカーの台頭が著しいようです。
とにかく安くてもそれなりの端末を市場に大量に投入しています。
ハイエンドからローエンドまで全方位で商品を投入して、その結果全体としてはいったい何をやりたいのか、
どれが主力製品なのかわからないサムスンとは違って、ターゲットや商品、販売チャネル、それらを伝える広告、
マーケティングも明確であるといわれています。

またグローバル市場では存在感の強いレノボも地場の中国市場では上位に名前が出なくなっています。
Xiaomi、OPPO、vivoなどは5年前にはまだ名前すら聞いたこともない会社でしたが、
現在では上位に名前を連ねており、中国市場の競争の激しさが伺えるものとなっています。

▼2015年の通年での中国におけるスマートフォン販売台数とシェア
2015-smartphone_china-share_maker_image1.jpg
(IDC発表資料を元に作成)

<厳しい競争が続く中国スマホ市場>

中国の主要都市部ではほとんどがスマートフォンを利用するようになり、行き渡ってきています。
現在は年間に4億台出荷されている中国のスマートフォン市場ですが、
新規購入や買い替えが進まなくなる可能性があり、また景気が減速したら、現在のスマートフォンで十分という人が
多くなり、買い替えを控えるようになるだろうとされています。

またメーカーにとっても競争が厳しい市場です。かつてフィーチャーフォンの時代には、
中国ではノキアが圧倒的に人気でした。ということは、現在上位にいるXiomiやHuaweiなどのメーカーも
いつ新興勢力に追い抜かれてしまうか、わからないといえます。
特にスマートフォンはだんだん製品ごとの差別化が難しくなってきているので、価格勝負になってきます。
現在はiPhoneだけが圧倒的に高価ですが、それ以外は200ドルくらいの価格レンジの商品が多く
トップのXiaomiの平均販売価格は141ドルであり、まさに価格で勝負して販売数量を増やし、
シェア1位を奪取しています。

中国の新興メーカーの多くが東南アジアやインドなどに進出しようとしていますが、それらの新興国市場では、
現地の地場メーカーの台頭が著しく、新参者の中国メーカーの端末は決して売れ筋ではないようです。
現在の中国の地場メーカーも「スマホの次」の製品を見つけていくことが求められています。

▼2015年と2014年の中国の主要スマホメーカーの1台あたりの平均価格(ASP)
2014-15_china-smartphone_ASP_image1.jpg
(IDC発表資料を元に作成)


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