東レ、軽量・高剛性を両立させた炭素繊維構造材を開発

日刊工業新聞
東レ、軽量・高剛性を両立させた炭素繊維構造材を開発

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東レは軽量と高剛性を両立した炭素繊維構造材料「カーボン・ファイバー・レインフォースト・フォーム(CFRF)」を
開発したと発表しています。炭素繊維の短繊維の交点が樹脂により強固に結合された構造を持つため、
多孔質でも高い剛性を実現したとのこと。



新たに開発した炭素繊維シート基材を使い、一般的なプレス成形機で立体形状を成形できるとしており
すでに一部用途で採用が決まり、今後は自動車や航空機向け軽量化材料を中心に展開するとしています。

CFRFは原料に炭素繊維の短繊維を均一分散させ、バインダー樹脂で固めて圧縮した炭素繊維シート基材を使用。
これを加熱すると、バインダー樹脂が柔軟になると同時に炭素繊維の復元力で膨張して形が作られ、
成形後はバインダー樹脂と炭素繊維が強く結合しCFRFとなるとのことです。

比重は一般的な発泡シート材料並みの0.2~0.6ですが、弾性率は繊維強化樹脂並みの5-12GPaと高く、
曲げ剛性を指標とした効果は、鉄に比べて約80%、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)比で
約40%の軽量化が期待できるとのこと。

成果の一部は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクト
「革新的新構造材料等研究開発」から得られたとのことです。


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