「厚みと強度」「薄さと曲げ」を併せ持つ配線板

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「厚みと強度」「薄さと曲げ」を併せ持つ配線板

Flexlayer-Hybrid_image1.jpg
ハイブリッド構造のプリント配線板「Flexlayer-Hybrid」の構造例

エルナーは2016年3月、リジット基材とフレキシブル材料の特長を兼ね備えたハイブリッド構造の
プリント配線板「Flexlayer-Hybrid」を開発、サンプル出荷を始めています。
車載カメラやウェアラブル端末などの用途に向けるとのこと。


Flexlayer-Hybridは、これまで先行開発してきた「Flexlayer」をベースに、温度範囲や振動などに対する
耐環境性を高めることで、車載用途などにも対応できる仕様としています。
具体的には、リジッド基材をコアとして、独自の製造技術によりフレキシブル材料で多層化したとのこと。
この結果、リジッド基材によって厚みや強度を実現しつつ、フレキシブル材料の特長である薄さと折り曲げなどに
対する柔軟性を併せ持つ製品を実現することができたとしいてます。

新製品は、一般的なフレックスリジット配線板の代替製品として利用することができるとしています。
特に、屈曲部への表層配線が行えるため設計が容易、低弾性のフレキシブル基材がはんだへのストレスを
緩和するためはんだクラックを抑制できるなど、従来品にはない特長も備えているとのこと。
さらに、Flexlayerは薄板に限定されていましたが、新製品はリジッド基材部の厚みを変えることで、
さまざまな板厚要求に対応可能です。

Flexlayer-Hybrid_image2.jpg
Flexlayer-Hybridを屈曲させた事例

なお、開発のベースとなったFlexlayerは、両面フレキシブル配線板に層間接着材を介して
導体をビルドアップし多層化した製品です。配線板に電子部品を実装した後でも、配線板を折り曲げて
機器内へ組み込むことが可能となっています。
このため、コネクターを用いずに配線板同士を接続することができるとのこと。

同社は、試作品の生産や評価用サンプル品の提供を始めています。量産は2017年度以降になる見通し。
ADAS(先進運転支援システム)に向けた車載カメラやCMOSイメージセンサー、あるいはウェアラブル端末や
デジタルカメラなどに搭載される配線板用途に対して、新製品を提案していく方針としています。

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