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ジャパンディスプレイ、厚さ1mm未満の「フレキシブル型」ELパネル開発へ

日刊工業新聞より。
ジャパンディスプレイ、厚さ1mm未満の「フレキシブル型」ELパネル開発へ

ジャパンディスプレイが17年度までに厚さ1mm未満で折り曲げ可能なフレキシブル型有機ELディスプレイを
開発すると報道されています。13年度にも装置・材料メーカーと共同でパネル製造技術の確立に
乗り出すとのこと。
印刷技術を用いた有機ELディスプレイについてはCESにてパナソニックが56型のパネルを展示していますし、
照明用途では日立製作所がライティングフェアにてパネルを展示(※)しています。
ただし、いずれもガラス基板上への印刷であり、フレキシブル性を持った基板への印刷ではありません。
もともとフレキシブル基板は樹脂などが用いられますのでガラスと違い高温がかけられないため、
印刷などの低温プロセスが必須となります。

(※日立製作所の照明用途の有機ELパネルについてはRGBそれぞれの色が塗り分けができていないので
カラーディスプレイとしては残念ながらそのまま応用はできないと思われます。あくまで白色発光用途の
 有機ELのようです)

報道でもありますが、装置メーカー、材料メーカー、また産総研などの公的研究機関との協力が
不可欠ではないかと思います。また量産化に持ち込んだとして「売れる」製品にまで持ち込むことは
更に一層の困難が伴います。開発開始としては正直スタートが遅いのではないかとの個人的な懸念も
ありますが、ジャパンディスプレイは有機EL技術をそれぞれ保有していた会社が合併してできた会社ですので
各社の保有技術の持つポテンシャルを有効にすり合わせての短期での開発推進が求められると思います。

当ブログ内関連記事
【ライティングフェア】日立製作所、独自の塗布型有機ELパネルを出展
パナソニックとソニー、4K有機ELテレビを開発へ(日経エレクトロニクス)

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ジャパンディスプレイ(JDI)は17年度までに、厚さが1ミリメートル未満で折り曲げが可能な
「フレキシブル型」の有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレー(表示装置)を開発する。
13年度にも装置、材料メーカーと共同でパネルの製造技術などの確立に乗り出す。
薄型軽量で割れにくい省電力のディスプレー開発が実現すれば、スマートフォン(多機能携帯電話)など
モバイル機器の世界を変える可能性が出てくる。
 フレキシブル型の有機ELディスプレーは、印刷技術を使った低コストな製造プロセスの開発を進める見通し。
発光材料やディスプレーの中にタッチセンサーを組み込んだ「インセルタッチパネル」も開発する。
JDIは13年度にも有機ELの量産を視野に入れる。フレキシブル型も実用化を視野に13年度以降、
開発に本腰を入れる。フレキシブル型は技術開発が進めば丸めたり、折り畳んで持ち運べるようになる。
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2013 Samsung Flexible OLED Phone and Tab Concept
Samsungのフレキシブル有機ELのコンセプト映像


関連記事:
リンゲルブルーメン:JDI、薄さ1mm「フレキシブル有機EL」開発へ
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