リコー、ITO膜と銀電極の同時加工が可能なレーザーパターニング装置を発売

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リコー、ITO膜と銀電極の同時加工が可能なレーザーパターニング装置を発売

RICOH_LA-1100_Laser-patterning-machine_image1.jpg

リコーインダストリアルソリューションズは、スマートフォンやタブレット端末のタッチパネルなどで使用される
機能性高分子フィルムのレーザー加工の需要拡大が見込めることから、産業用レーザー加工機事業に
参入すると発表しています。


その第一弾製品として、タッチパネルに用いられるITO(Indium Tin Oxide)膜などの
透明導電膜と銀引出電極の同時加工を世界で初めて実現したレーザーパターニング装置
「RICOH LA-1100」を発売するとのことです。価格はオープン価格。

タッチパネルには、指先が触れた位置情報を検出するセンサーが組み込まれています。
この製品は、その位置情報を検出するため透明導電膜などに形成される回路を、レーザーを用いて
ダイレクトにパターニング加工を行なう装置となっています。

従来、レーザーを用いた透明導電膜の加工は下地へのダメージが大きく実現できていませんでしたが、
リコーが保有するピコ秒レーザー技術により、下地へダメージを与えることなく透明導電膜を加工することが
可能になり、これまで個別の工程で加工していたITO膜と銀引出電極との同時加工を実現したとのこと。
これにより、生産効率が著しく向上するとしています。

また、ロールtoロール対応のレーザーパターニング装置としては世界最小の設置面積を実現し、
かつ業界NO.1の低電力を実現したとしています。
コンパクトで低電力ながらも、1シートあたり50秒の高処理能力を兼ね揃えるとのこと。

さらに、基材幅600mm(1500mmまでカスタム対応可)のロール状フィルム加工にも対応。
幅広い加工領域においても、加工エリアを複数ピースに分割した「ステップ・アンド・リピート加工」を採用することで、
ロールエンドまで連続的に処理することができるとのことです。

加えて、高いパルスエネルギー密度により、基材への熱影響による損傷を
最小限に抑えられるため微細加工が可能となり、業界最先端のL/S(ライン・アンド・スペース)
20μm/20μmのパターニング加工を実現したとしています。

これらの特長により、タッチパネルメーカーや同様のパターニング工程を有する薄膜太陽電池メーカーを中心に
製品の提案をしていくとしています。

RICOHニュースリリース
機能性フィルム用レーザーパターニング装置「RICOH LA-1100」を新発売
~世界初、ITO膜と銀引出電極の同時加工を実現~


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