エプソンが有機ELを使ったスマートグラス、コントラスト比を10万対1に

日経テクノロジーオンライン
エプソンが有機ELを使ったスマートグラス、コントラスト比を10万対1に

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BT-300の外観

セイコーエプソンは、スペインバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2016」において
3世代目となる両眼透過型ヘッドマウントディスプレー「MOVERIO BT-300」を発表しています。
2016年10月にも商品化するとのこと。


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光学系の説明

BT-300に最大の特徴は、光学エンジンにシリコン基板の有機ELパネル(Si-OLED)を採用したことです。
このパネルはBT-300用に自社で専用に開発したもので、サイズは0.43型。
解像度はHD画質(1280×720画素)にしています。従来は、液晶パネルで、qHD(960×540画素)となっていました。

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500万画素のカメラを搭載

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Si-OLEDのパネル

有機ELを採用したことで、「輝度が上がるとともにコントラスト比が劇的に向上した」(説明員)とのこと。
具体的は現行世代のBT-200が700cd、コントラスト比230:1だったのに対し、
BT-300では1000cd、10万:1となっています。
「液晶パネルの場合は、映像がない状態(黒を全面に表示した状態)でも光が漏れて、
コントラスト比を向上できなかった。有機ELの場合、黒の場所は発光しないため、
完全なAR(拡張現実感)体験が得られる」(説明員)とのこと。

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BTシリーズ

軽量化も施しています。BT-200の88g(ケーブルとシェードを含まない)から約20%削減。
反射板のある部分を小型化したほか、光学エンジン部分も有機ELパネルの採用と
光学系の見直しにより実現したとしています。

価格は未定ですが、「BT-200よりも高くなりそう」(説明員)とのことです。

>エプソン、Android OSを搭載したスマートグラス「モベリオ」を4月に発売へ(追記)

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