東レ、リチウム電池の高容量化に対応できる負極バインダー用の水溶性ポリイミド開発
日刊工業新聞
東レ、リチウム電池の高容量化に対応できる負極バインダー用の水溶性ポリイミド開発

東レはリチウムイオン電池の高容量化に対応できる負極バインダー用の
水溶性ポリイミドを開発したと発表しています。
ポリイミドを分子レベルで改質し、前駆体でなくポリイミドに転化した状態で溶解できるようにしたとのこと。
150℃以下での熱処理を可能にし、分子構造の工夫でポリイミドを水溶性にすることに成功したとしています。
これによりポリイミドをバインダーとして高強度特性を維持しつつ、
現行の電池製造ラインで製造を可能にしたとのことです。
負極バインダーはリチウムイオン電池の負極形成時に、金属製基板に負極材を固定する材料。
ポリイミドは不溶・不融のポリマーで、バインダーに使う場合、ポリイミド前駆体を溶解する有機溶剤が必要な上、
250℃以上の熱処理が必要など適用が難しかったとしています。
すでに電子機器向けにサンプル出荷を始めており、顧客からの評価を進め量産技術を確立し、
2017年の実用化を見込んでいます。20年ごろに10億円規模の売り上げを目指すとのことです。
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東レはリチウムイオン電池の高容量化に対応できる負極バインダー用の
水溶性ポリイミドを開発したと発表しています。
ポリイミドを分子レベルで改質し、前駆体でなくポリイミドに転化した状態で溶解できるようにしたとのこと。
150℃以下での熱処理を可能にし、分子構造の工夫でポリイミドを水溶性にすることに成功したとしています。
これによりポリイミドをバインダーとして高強度特性を維持しつつ、
現行の電池製造ラインで製造を可能にしたとのことです。
負極バインダーはリチウムイオン電池の負極形成時に、金属製基板に負極材を固定する材料。
ポリイミドは不溶・不融のポリマーで、バインダーに使う場合、ポリイミド前駆体を溶解する有機溶剤が必要な上、
250℃以上の熱処理が必要など適用が難しかったとしています。
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