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ジャパンディスプレイ、中国スマホ減速で1-3月期は赤字予想

REUTERS
ジャパンディスプレイ、中国スマホ減速で1─3月期は赤字予想

JDI.gif

ジャパンディスプレイJDI)は未公表だった2016年3月期の連結営業利益が
前年比4.2倍の220億円になる見込みだと発表しています。
コスト低減などで15年4-9月期までに239億円の営業利益を出した一方で、
16年1-3月期は19億円の営業赤字と予想。
中国のスマートフォン(スマホ)向けの減速などが響くとしています。


220億円の通期営業利益は、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト14人の
予測平均値290億円を24.1%下回っているとのことです。
1-3月期は売上高が前四半期比38%減の1902億円、営業損益は19億円の
赤字(前年同期は黒字107億円)と予想しています。

主力のスマホ向けの中小型液晶の動向について有賀修二社長は、
「第4四半期は欧米、中国の顧客ともに弱含みの市場になっている」などと説明しています。

有賀社長は「中国域内の売れ行きは従来予想を下回る水準の見通し。
最大の顧客(米アップル(Apple))は季節要因で需要が落ち込む」などと説明。
同社長は、中国・アジアの顧客の需要回復は来年度第2四半期以降との見方を示しています。

<遠のく再編、先進技術で生き残り>

JDIの筆頭株主である政府系ファンド、産業革新機構は経営再建中のシャープ(Sharp)のスポンサー候補として交渉。
同機構がシャープに出資し、同社の液晶部門を分離してJDIと統合させる構想を検討してきました。
しかし、先週までにシャープは台湾の鴻海精密工業傘下で再建を進めることが濃厚になり、
国が主導する液晶ディスプレーの「日の丸連合」実現が遠のいた格好となっています。

JDIの本間充会長はこの点について、
「シャープも1つの競合相手。その上で成長戦略、経営改革のプロジェクトを進めていきたい」と述べています。

中小型液晶の出荷金額で世界トップシェア(15年、調査会社IHSテクノロジー調べ)に立つJDIですが、
今後は、中国液晶メーカーの大規模投資や有機ELへの需要シフトが懸念されています。
有賀社長は、JDIが同業との再編なくして生き残り可能かどうかについて、
「やっていけるつもりだ。中国で投資があることは認識している。一歩先の技術に(製品構成を)変えていくことが大事」
などと述べています。

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