TOTO、DLCを成膜した浴室用鏡を標準仕様に‐水アカの固着を防止

日刊工業新聞
TOTO、DLCを成膜した浴室用鏡を標準仕様に‐水アカの固着を防止

TOTO_logo_image1.png

TOTOはダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)を成膜した浴室用鏡を標準仕様にするとしています。


幅2メートル近い大型の鏡にもナノレベルで均一に成膜できる技術を国内で初めて開発したとのこと。
2月に発売した一戸建て住宅向け浴室「サザナ」に初採用。今後は主力商品すべてに採用を広げるとしています。
DLCを成膜した鏡は水アカの固着を防ぎ、汚れを簡単に落とせるとして
差別化のポイントとして積極的に打ち出す模様です。

子会社のTOTOマテリア土岐工場(岐阜県土岐市)に
成膜装置とハンドリング用のロボットを導入し、量産を始めています。

装置は真空状態にする部屋と大気に戻す部屋を前後に備え、連続的に処理するインライン方式。
30秒に1枚のペースで成膜できるとのこと。膜厚は数ナノメートルで
最大600ミリ×1940ミリメートルの鏡に成膜可能。
10年以上の使用を想定した耐摩耗性や耐薬品性も持たせたとのことです。

成膜技術は半導体製造装置メーカーと共同開発しています。
表面を保護する場合は厚い膜が有利ですが、一方で鏡の透明性が損なわれてしまう形になります。
DLC技術にたどり着くまでに試行錯誤を繰り返し、開発中も約2万枚の鏡をつくってデータを蓄積し、
生産性を含めて検証を繰り返したとのこと。

水アカの主成分は水道水に含まれるシリカで、鏡表面のガラスと同じものです。
このため鏡に付着した水が蒸発するとシリカ同士で固く結合してしまうとのこと。
一度固着すると研磨剤で磨いて落とすしかなく、手間がかかっていました。
今後は他の水回り製品へのDLC技術の適用も検討するとしています。

当ブログ関連記事
日本製鋼所、ガラス基板向け成膜装置事業に参入
ユーテック、今春めどDLC成膜処理を事業化
Samsung、Galaxy S5の金属筐体にダイヤモンド表面処理を適用か
シチズン、硬さ2倍で“キズ防ぐ”金属被膜技術を開発

    
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter