産総研とTASC、熱/熱水/酸/アルカリなどに強い耐環境特性ゴム材料を開発

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産総研とTASC、熱/熱水/酸/アルカリなどに強い耐環境特性ゴム材料を開発

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CNTを添加したゴム材料と他材料とのヤング率(柔らかさの指標)、連続使用限界温度の比較

単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)と産業技術総合研究所(産総研)は、
NEDOプロジェクトにおいて、ゴム材料に単層カーボンナノチューブ(CNT)を加えることで、
世界最高水準の耐熱性、耐熱水性、耐酸・耐アルカリ性などの耐環境特性を持つゴム材料を
開発したと発表しています。


同成果は、「nano tech 2016 第15回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」にて展示されています。

フッ素ゴムやポリウレタンなどのエラストマー材料は、ゴム弾性があり、ガスや液体のバリア性に優れているうえ、
さまざまな形状への成形が容易であることから、特にシーリング材料として有用です。
しかし、熱、熱水、酸・アルカリなどの環境下では劣化するため、
これらの環境下における使用には制限がありました。

AIST_TASC_CNT-gum-material_image2.jpg
ゴム中でのSGCNTのネットワーク構造

今回、同研究所は、スーパーグロース法で得られる単層CNT(SGCNT)とエラストマー材料の複合化研究において、
高度なネットワーク構造を保ちながらSGCNTをエラストマー材料中に超高分散させる技術を開発。
これにより、エラストマー材料の耐熱性、耐熱水性、耐酸・耐アルカリ性などの
耐環境特性が大きく向上したとのことです。

今後は、石油掘削装置などのシーリング、自動車などの金属ガスケット代替、
化学プラントの高温部シールへの適用や、燃料輸送への適用など、
ゴム材料の適用範囲の飛躍的な拡大が期待されるとしています。

産業総合研究所ニュースリリース
世界最高水準の耐環境特性ゴム材料を開発

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