日電産4━12月は売上・利益最高、社長「ボッシュのような会社に」

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日電産4━12月は売上・利益最高、社長「ボッシュのような会社に」

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日本電産が発表した2015年4-12月期の連結決算(米国会計基準)は、
売上高が前年比18.8%増の8953億円、営業利益が同16.4%増の939億円、
当期純利益が同22.2%増の709億円と、いずれも過去最高となっています。


主力の精密小型モーターが堅調だったほか、強化している車載用部品も順調に推移。
為替レートが前年同期よりも円安方向で推移したことも、収益を押し上げています。

利益の過半を稼ぎ出す精密小型モーター部門は、売上高が前年比19.3%増の3520億円、
営業利益は同15.9%増の549億円となっています。
HDD用モーターは数量減となっていますが、ファンモーターなどそのほかの小型モーターが補っています。
車載用部品は電動パワーステアリング用モーターや先進自動運転システム(ADAS)関連が伸びたほか、
前期の期中に買収したドイツの車載用ポンプメーカーGPMも寄与しています。

2016年3月期の業績予想は据え置いています。
営業利益予想は前年比17.2%増の1300億円と、トムソン・ロイターの調査によるアナリスト25人の
予測平均1351億円よりやや保守的な予想となっています。想定為替レートはドル115円、ユーロ125円。

永守重信会長兼社長は会見で、10-12月は「ほぼ計画通り」としながらも、
特定のスマートフォン(スマホ)向けと中国の家電関連で計画が未達だったことを明らかにしています。
「特定スマホ向けの触覚部品の数量が予想以上に下落したのと、中国市場においてエアコンを中心とした
家電ビジネスが予想以上に大きく下落した」とのこと。特定スマホは米アップル(Apple)の「iPhone」とみられます。

今後のM&A(企業の合併・買収)については
「モーター関係の会社も引き続き買う可能性があるが、
どちらかというとセンサーやソフトウエア関係を埋めていく」と説明。
中長期的な方向性としては、独ボッシュのような会社を作り上げたいと意欲を示した上で
「それに関連する川上、川下は全部出ていく」と語っています。

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