「自動運転車の事故率は従来車より低い」 米調査

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「自動運転車の事故率は従来車より低い」 米調査

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米バージニア工科大学交通研究所(VTTI)が、自動運転車で事故が起きる確率は
人間が運転する場合よりも低いという調査結果を発表しています。
この調査は米Alphabetの子会社であるGoogleの依頼で実施されたものです。


Googleはこれまでに自社の自動運転車で起きた軽微な事故を何件か報告しています。
調査はGoogleが所有する50台以上の自動運転車のみを対象に行われています。
Googleはテキサス州とカリフォルニア州で自動運転車のテスト走行を進めており、
自動運転モードでの走行距離は130万マイルに達していています。

Googleによれば、同社の自動運転車は6年間で17件の事故に遭っていますが、
いずれも自動運転車側に過失はなかったとのこと。

今回の調査では、事故の程度と警察に届け出が出されていない分を勘案した上で、
人間が運転する車の走行距離100万マイル当たりの事故発生数を4.2回、自動運転車は3.2回と推定しています。

調査の結果、事故のレベルにかかわらず、自動運転車よりも人間が運転する車のほうが
事故の確率が高いことが分かったとしています。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の2015年の発表によると、人間が運転する自動車の場合、
対物事故の約60%、対人事故の約24%は警察に報告されていないとのこと。
一方、カリフォルニア州は自動運転車が関係する衝突事故について
すべて警察に届け出るよう義務付けています。

Google広報担当のジョニー・ルー氏によれば、同社はバージニア工科大学に対し、
「関心の高いこのテーマを調査し、路上を走る一般車とGoogleの自動運転車を有意に比較するための
確実な方法を編み出すよう要請した」とのこと。
「この調査は今後、同一条件での比較の促進にも役立つだろう」と同氏は語っています。

GoogleとDelphiとAudiの自動運転車の2013年の事故率に基づき、米ミシガン大学交通研究所(UMTRI)が
2015年10月に発表した調査では、自動運転車のほうが従来の自動車よりも事故率が高いとの
結果が報告されています。
ただしこの調査報告は、米国の路上での自動車走行距離が年間3兆マイルであるのに対し、
この調査における自動運転車の走行距離は120万マイルと圧倒的に少なかった点にも言及しています。

カリフォルニア州は2015年12月、同州内の公道を走行するすべての自動運転車に対し、
ハンドルとアクセルとブレーキの設置を義務付ける法案を提出しています。
トラブルが発生した場合に備え、運転免許保持者が運転席に座ることを義務付ける内容となっています。

Googleは自社の自動運転車の安全性を証明しようと躍起であり、この法案を次のように批判しています。
「旧態依然としている。自動運転技術がその潜在能力を存分に発揮するのを妨げ、出歩きたいけれど
運転はできないという人たちのニーズを排除することになりかねない」


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