FC2ブログ

昭和電工、高性能ソルダーレジストを開発

OPTRONICS ONLINE
昭和電工、高性能ソルダーレジストを開発

showadenko_logo_image2.gif

昭和電工は、子会社の日本ポリテックと共同で、チップ・オン・フィルム(Chip On Film 以下、COF)用
ソルダーレジストの新グレード品を開発したと発表しています。


この製品は従来グレードの「NPR®-3400」と同様の高い耐電圧・耐熱・耐湿特性を持ちながら、
約2.5倍の屈曲性能を実現し、より微細なパターンを保護するとのこと。

ソルダーレジストは、基板上に塗布することで配線回路を外部からの異物や湿気から守る絶縁性インクです。
薄型テレビやパソコン、スマートフォンなどの液晶ディスプレイは映像の高画質・高精細化とともに、
デザイン性の向上や画面の大型化による圧迫感抑制のためのフレームレス化が進んでいます。

「NPR®-3400」は20-30μmのファインピッチ(微細パターン)に対応する優れた電気信頼性を持ち、
曲げや折れにも強く、これらの液晶ディスプレイに使用されるCOF向けのソルダーレジストで
世界シェア50%を有しています。

液晶ディスプレイは高画質・大型化が進む一方、ウェアラブルデバイスは小型化・フレキシブル化など、
ニーズが多様化するとともに、これらの回路基板にはさらなる薄型化・ファインピッチ化が求められています。

今回開発した新グレード品は高い可撓(かとう)性を持つことから、20μm以下の配線回路を保護し、
屈曲を繰り返しても電気絶縁性を維持するとしています。


【試験結果】

①HHBT (高温高湿バイアス試験)による電気絶縁性評価
温度85℃・湿度85%の条件下、各ソルダーレジストを塗布した16μmの配線ピッチ基板に直流電圧60Vをかけ続け、
絶縁抵抗の変化を計測(当社品、他社品とも同製品を3点用意し、それぞれ計測

Showadenko_resist_image1.jpg
絶縁抵抗

②実装屈曲特性評価に対応した摺動試験による耐久疲労特性・強靭性評価
各ソルダーレジストを塗布した25μmの配線ピッチ基板で、ガラスパネルとガラスエポキシ基板を接続し、
60サイクル/秒・振幅1mmで左右に振動させ、配線が断絶するまでの回数を計測

Showadenko_resist_image2.jpg
屈曲回数

③PCT(圧力釜試験)による耐熱性・耐湿性評価
温度121℃・湿度100%・2気圧の条件下、168時間後の各ソルダーレジストの状態変化

Showadenko_resist_image3.jpg Showadenko_resist_image4.jpg
(左)当社品 長期にわたり耐熱・耐湿性能を維持  (右)他社品 

昭和電工ニュースリリース
微細配線を守るソルダーレジストで新グレードを開発

当ブログ関連記事
パナソニック、伸縮自在な“ストレッチャブル基板”を開発
シルク電極の開発と、それを基にした大学発医療系ベンチャーの設立
ウェアラブルは「着る」から「貼る」へ 筋肉の動きを測定する「電子ナノ絆創膏」 早稲田大学が開発
iPhoneに有機EL採用 パネル産業が変わる (追記)
産総研、衣類のようにフレキシブルなトランジスタを開発(追記)

    
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
09 | 2020/10 | 11
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter