ソニー、5年ぶり中間最終黒字 スマホ赤字圧縮・ゲームなど好調

REUTERS
ソニー、5年ぶり中間最終黒字 スマホ赤字圧縮・ゲームなど好調

sony_logo_image.jpg

ソニーが発表した2015年4-9月期の連結当期純損益は1159億円の黒字(前年同期は1091億円の赤字)となり、
5年ぶりに中間最終黒字化を果たしています。


前期に巨額の減損損失を計上したスマートフォン(スマホ)事業の赤字を縮小し、
ゲーム事業とイメージセンサーが好調に推移するなどエレクトロニクス5事業はすべて増益となっています。

4-9月期の連結業績は、売上高が前年比0.3%減の3兆7007億円、
営業損益が1849億円の黒字(前年同期は157億円の赤字)。
中間業績は好調でしたが、通期の業績予想は据え置いています。
営業利益計画の3200億円は、トムソン・ロイターの調査によるアナリスト19人の
予測平均4049億円を下回っています。

記者会見した吉田憲一郎副社長は「全体として収益性は改善してきている」と述べていますが、
「過去に業績予想で何度も下方修正しているので、さらなる下方修正は避けたい」と述べ、
通期の営業利益計画には800億円のリスク要因を織り込んでいることを明らかにしています。

4-9月期は、スマホ事業は販売台数が減って売り上げが縮小していますが、
赤字は435億円(前年同期は1722億円)に大幅圧縮。
液晶テレビの黒字も4-9月期で97億円(同49億円)を確保しています。

ゲーム事業は、据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の販売が好調で、値下げ効果も織り込み、
16年3月期の台数計画を従来の1650万台から1750万台に積み増しています。
ゲームのネットワーク販売も好調で、同事業の営業利益計画を従来の600億円から800億円に上方修正しています。

CMOSイメージセンサーの出荷が好調なデバイス事業は、競争激化で電池の販売が想定を下回っていますが、
センサーの生産性向上でデバイス全体の通期の営業利益計画1210億円は維持しています。
ただ、電池事業は今期損失を計上する見込みで、固定資産400億円を対象に
一定額の減損を計上する可能性があるとのこと。

エレクトロニクスが総じて好調でしたが、4-9月期は映画事業で225億円の赤字を計上。
大型の劇場公開作品が期待に届かず、今後のテレビ化やパッケージ化でも十分に回収できる
見込みが立たなくなったため、同事業の通期の営業利益計画を従来の640億円から350億円に引き下げています。

関連記事
AV Watch:ソニー、'15年度第2四半期は営業利益880億円。TV黒字
(15/11/17追記)
WSJ:ソニー、業績維持に合理化の継続欠かせず
ITmedia:ソニー復調、東芝からの転籍歓迎 PS4などけん引、画像センサー好調で人手不足

当ブログ関連記事
東芝が半導体の構造改革発表、画像センサー・白色LEDから撤退
ソニー、ベルギーの画像センサーメーカーを買収
エレキ完全復活は道半ば、「継続的に利益出る事業へ」=ソニー社長(追記)
ソニー、センサーなど半導体事業を分社化 来年4月営業開始へ

    
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

miyabi

  • Author:miyabi
  • 2013/1よりディスプレイ周りの技術情報を掲載。

    Twitter @deep2black
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
タグリスト
カテゴリー
アーカイブ
リンク
人気記事
ブログ内検索
関連書籍
RSSフィード
Twitter