カネカも太陽電池で25%台、「両面電極型では世界最高」

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カネカも太陽電池で25%台、「両面電極型では世界最高」

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カネカNEDOが開発した「高効率ヘテロ接合結晶シリコン太陽電池

カネカと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、両面電極型ヘテロ接合結晶Si太陽電池として
セル変換効率25.1%を達成したと発表しています。
測定値はドイツFraunhofer Instituteが認定。
セル寸法は5インチ(約12.7mm)角、面積は152cm2でそのまま実用化できる大きさとのことです。


技術的詳細は2015年10月28日に開催されたNEDOの「平成27年度新エネルギー成果報告会」で発表されています。
また、カネカは開発技術を基にした太陽電池セルのパイロット生産設備を構築し、
開発品と同タイプの太陽電池を2015年度中に発売するとしています。

Kaneka_NEDO_solar-cell_stracture_image1.jpg
従来の両面電極型太陽電池の構造(左)と、今回の構造(右)

結晶Si系太陽電池ではパナソニックが2014年4月に実用に利用できる寸法のセルでセル変換効率25.6%、
シャープも同月に、同25.1%を達成したと発表しています。
カネカは実用サイズのSi系太陽電池で25%台を達成した3社めのメーカーとなっています。

ただし、パナソニックとシャープの太陽電池は、共に、セルの裏面にのみ電極を形成した構造を採用しており、
一方、カネカの開発品は、太陽電池として一般的な、セルの表側にも電極を残す両面電極型です。
同型のSi系太陽電池としては初の25%台だとのこと。

カネカは6インチ角の太陽電池でも2015年7月にセル変換効率24.52%を達成したと発表しています。
そのセルや今回の開発品は共に、セルの表側のバス配線に銅(Cu)配線を
銅めっき法で形成している点が特徴となっています。

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