東京製綱、炭素繊維複合材ケーブル事業を本格展開‐送電線芯材など米・東南アで拡販

日刊工業新聞
東京製綱、炭素繊維複合材ケーブル事業を本格展開‐送電線芯材など米・東南アで拡販

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橋の補修工事で鉄筋の代わりに補強材に使われたCFCC(米ミシガン州)

東京製綱は炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)事業を本格的に立ち上げるとしています。


道路や橋の補強材および送電線の芯材の二つの用途で、まずは米国と東南アジアで拡販するとのこと。
現在、米国に量産工場を建設中で、2019年度までの中期経営計画の期間中に
さらなる工場新設も視野に入れるとしており。
第3の用途として大水深の海底油ガス田開発への展開も目指すとのことです。

実績のあるインドネシアに加え、老朽化した電線の更新需要が見込める米国から市場を固め、
順次、中国やエジプト、欧州諸国などに販路を広げるとしています。

17年度からは米国でコンクリート建造物の鉄筋に代わる補強材として、腐食に強いCFCCの拡販を加速します。
米国では橋や道路などインフラの老朽化が日本より約10年進んでいます。
特に融雪剤の塩害に悩まされている地域や、海水による腐食を受ける沿岸地域で多くの建造物が寿命を迎えます。
他方で、全米高速道路交通機関協会が補修工事にCFCCを適用するための基準を18年に規格化します。
これにより、17年ごろから工事の設計が始まり、全米で需要が高まると判断。
ミシガン州に年産2000キロメートルの新工場を16年1月に立ち上げるとのことです。

国内では蒲郡CFCC工場(愛知県蒲郡市)の年産能力を現在の1500キロメートルから
2000キロメートルまで増やすほか、
「米国で需要が増えれば第二工場を、アジアで伸びればアジアに新工場を新設する」(首藤洋一常務)方針です。

>東京製綱、米に炭素繊維複合ケーブル工場-年産2000km、来年1月稼働

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