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日本電産、設備投資を増額 iPhone向けなど振動モーター拡大

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日本電産、設備投資を増額 iPhone向けなど振動モーター拡大

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日本電産は、2016年3月期の設備投資計画を期初の720億円から900億円に増額修正したと発表しています。
米アップルの新型iPhoneなどに使われる振動モーターの需要拡大をにらんだものとみられています。


設備投資の増額のうち120億円を「触覚(ハプティック)」関連に充てるとのこと。
ハプティックとは、振動によってスマートフォン(スマホ)の画面などの手触り触覚を再現する技術で、
振動モーターの増産に投資するとしています。
残る60億円は欧州での車載用部品の増産設備に充当するとのことです。

同社の振動モーターは、アップルが9月に発売した「iPhone6S/6Splus」に搭載した
「感圧タッチ」機能で採用されたとされています。
さらに、「アップルウオッチ」やノートPC「マックブック」の感圧タッチでも振動モーターは
欠かせない部品で、今後もゲームなどへの用途拡大を見込むとのこと。

同日発表した2015年4-9月期の連結業績は、売上高が前年比20.0%増の5873億円、
営業利益が同19.1%増の618億円、当期純利益が同29.7%増の476億円で、
いずれも中間期として過去最高を更新しています。

4-9月期の「精密小型モーター」部門の売上高は前年比16.9%増の2225億円、
営業利益は同16.7%増の357億円。HDD用モーター事業は、パソコン向けからサーバー向けへの
シフトで増収を確保しています。さらに、振動モーターの出荷も寄与したとのこと。

また、事業構造転換の推進役として強化する車載用部品の売上高は前年比46.3%増の1361億円となっています。
今年2月に買収を完了したドイツの車載用ポンプメーカーGPMが大幅に寄与。
このほか、電動パワーステアリング用モーターや先進自動運転システム(ADAS)関連も伸びています。

7-9月期も、売上高、営業利益、当期純利益の全ての項目で四半期ベースの最高を更新。
通期の業績予想は据え置いています。営業利益は前年比17.2%増の1300億円で、
トムソン・ロイターの調査によるアナリスト26人の予測平均1454億円より保守的な計画となっているとのこと。

関連記事
(15/11/04追記)
日刊工業新聞:
日本電産、設備投資900億円に増額-触覚機器向けモーターとADAS関連に振り分け
日本電産の4―9月期決算、売上高・利益が過去最高-ブラシレスモーターの採用拡大

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