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九大、CO2吸収フィルムの吸収容量を13倍に増やすことに成功-回収・貯留に活用

日刊工業新聞
九大、CO2吸収フィルムの吸収容量を13倍に増やすことに成功-回収・貯留に活用

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CO2吸収ナノ粒子とフィルムを塗布した熱交換器

九州大学工学研究院化学工学部門の星野友准教授らは、二酸化炭素(CO2)吸収フィルムの容量を
1キログラム当たり0.18キログラムと従来の吸着法と比べて13倍に増やすことに成功したと発表しています。



30℃でCO2を吸収し、75℃で放散します。
この反応を繰り返して、工場廃熱など80℃程度の熱源を利用しCO2を分離し収集できるとしています。
製鉄所などのCO2回収・貯留(CCS)に提案するとしており、
エンジニアリング会社などと連携して、小型プラントでの実証実験を目指すとしています。

CO2を吸着するアミン基を多く持つ高分子でナノ粒子を作製。
ナノ粒子でフィルムを作り水溶液をしみこませると、フィルム内部が30℃では弱アルカリ性に、
75℃では弱酸性になるとのこと。弱アルカリ性でCO2を吸収し、弱酸性で放散します。
このフィルムにアミン系の吸収補助剤を加え、容量を0.014kgから0.18kgに増やしています。

吸収と放散を繰り返してCO2を集め、45℃と小さな温度差でのなかでCO2を吸収放散するため熱効率が高いとのこと。
実用化の目安となるCO2 1kg当たり2000kJ以下の熱効率で分離回収できると見込んでいるとのことです。


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