経産省、エネルギー密度2倍の次世代蓄電池開発へ-リチウム空気電池など複数候補

日刊工業新聞
経産省、エネルギー密度2倍の次世代蓄電池開発へ-リチウム空気電池など複数候補

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次世代蓄電池の開発を支援し、EVの普及を後押し(イメージ)

経済産業省は2020年度までに現行のリチウムイオン2次電池(LIB)の2倍のエネルギー密度を持つ
次世代蓄電池を開発するとしています。



ポストLIBとして有望な「リチウム空気電池」「多価金属蓄電池」「亜鉛空気電池」などが候補となっています。
30年度までに電気自動車(EV)向けで実用化を目指すとのこと。
充電1回あたりの航続距離を現在の約2.5倍となる500kmに伸ばし、EVの普及を後押しするとしています。

具体的には、経産省が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて、企業や大学などに事業を委託。
16年度概算要求に新規事業として32億円を盛り込んでいます。
「硫化物系化合物を使った蓄電池」や「ナノ界面制御電池」も候補となっています。
これらの次世代蓄電池は、大気中の酸素を活用したり、高密度に電気を蓄えることができるため、
エネルギー密度がLIBより高いとされており、16年度中に試作品の製作に取りかかるとしています。

経産省は09年度に次世代蓄電池の基礎研究に着手しています。
放射光や中性子ビームで蓄電池を破壊せずに内部の構造変化を観察する解析技術で研究を進めてきています。
16年度から手法を高度化し、より細かく観察したり、深さ方向も観察したりするとのこと。
現行のLIBのエネルギー密度は1㎏当たり100-150W/hとなりますが
これを同500W/hに高めた大型セルを20年度までに試作し、耐久性や安全性を試験するとしています。


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